埼玉県の悲惨な事件
ここのところ、介護の孤立から介護地獄に陥る危険性に関して考えてきましたが、そんな中で大変悲惨な事件が起きました。
埼玉県ふじみ野市で介護していた母親を亡くした人が、訪問看護に来ていた医師を散弾銃で撃ったということです。
この話を最初に聞いたとき、私は介護者と医師の間で意思の疎通がうまくいかず、何らかのトラブルがあったのかと考えました。
その後の報道によると、どうも介護者が母親が亡くなったことで自殺をしようと考えたようです。
その道連れに医師を呼び出して、散弾銃で撃ち死亡させたということのようでした。
今の段階ではトラブルがあったかどうかは分かりませんが、介護者の精神面が不安定だったことも推測されます。
新聞記事によると、介護者は亡くなった母が以前通っていた病院でクレームをつけるなどして、要注意人物とされたこともあったようです。
その点は置いておくとしても、事件当時は66歳の息子が92歳の母親を介護していた状況のようです。
その中で、訪問看護を使っている以外はあまり人との交流は無かったようでした。
つまり、ほとんど孤立している状況の中で、いわゆる介護地獄という状態だったのかもしれません。
若しくは、ずっと介護していた母親が亡くなったことで自暴自棄になったのかもしれません。
いずれにしても、他人事として簡単に片づけることのできないような悲惨な事件でした。
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