自宅の介護は悲劇と背中合わせ
昨日取り上げた埼玉県ふじみ野市での事件について、今日の新聞のコラムでも書かれていました。
その論調は、本当は母思いのはずの容疑者が訪問看護に来ていた医師を殺害して母親も悲しんでいるだろう、と。
そして、地域の在宅医療を支えてきた医師の命が奪われたことは悲しく残念だという感じでした。
もちろんその通りだと思いますが、少し付け加えたいこともあります。
まず、今日の報道によると、容疑者は医師に亡くなった母親の蘇生措置を要求したということです。
このあたりの信ぴょう性はまだはっきりしませんが、容疑者の精神状態が気になります。
66歳の男性が92歳の母親の介護を自宅でしていたということです。
私のわずかな経験からしても、自宅で高齢者の面倒を見るのは大変なことです。
それでも、私の場合はほとんどの時期が母の通院と食事の面倒を見るだけで済みました。
ただ2週間ほど、母が寝たきりのような状態になった時は、私も寝不足になったりして大変な時期がありました。
ここのところ毎日強調していますが、介護で孤立して介護地獄に陥って的確な判断ができなくなるのは誰にでもあることです。
結局、自宅で一人で高齢者を介護することは、悲劇と背中合わせだと覚悟しておくべきだと感じます。
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