最後の発作
2年前の2019年12月16日は月曜日、晴れて13℃の日、午後7時頃母の病室に行きました。
この日は病院に出かける前に、ここ数日気になっていた葬儀屋さんに電話をしてみました。
前日の状況を見て、そろそろ話をしてみた方がいいのではないか、そう思ったからです。
そして母の病室に入ってみると、母は仰向けに寝て口を開けて激しく呼吸をしていました。
計器を見ると、脈拍が100~170の間を急激に上下していて、そのうえ一瞬も安定していませんでした。
母の様子は、まるでマラソンを走っているような表情で、それを計器の数字が裏付けていました。
いつからこの状態なのか分かりませんが、いつ心臓がバテて止まっても不思議ではない感じでした。
暫くは見守っていましたが、何もできない上に、夜中に呼び出されることもあり得るような状況なので、とりあえず帰りました。
緑の帽子を被っていたり、タオルを胸に掛けていたりと、母は前日までと同じような姿で寝ていました。
ただ、ここ数日感じていた心臓の状態の悪化が、さらにスピードアップしたようでした。
そして、この後の経過を考えると、この時が最後の発作だったように思います。
唯一の救いは鎮静剤のおかげか、ハァハァ激しく息をしていても、母の表情がそれほど苦しそうではないことでした。
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