最後の面会、反応なし
2年前の2019年12月7日は土曜日、雨のち曇りで7℃の寒い日、午後3時に病院に行きました。
この日は姪たちが一家で来てくれたので、二組に分かれて母の病室に行くことになりました。
最初に病室に入った時母は、仰向けで寝ていて珍しくイビキをかいていました。
この時はグッスリ眠っているようで、両腕を布団の外に出して、その手でウサギのぬいぐるみを抱えるように持っていました。
顔のむくみはそれほど目立ちませんでしたが、相変わらず腕はむくんでいました。
そして、耳元で呼びかけても全くと言っていいほど動きは無く、やはり良く寝ているようでした。
次に二組目が入った時には、呼びかけに少し反応したように思いましたが、身体の動きはありませんでした。
計器の数値は脈拍が74、血圧105/38、酸素量97で、心電図もそれほど変化はなく規則正しい動きをしていました。
これらの様子を見ていると、母は腕のむくみを除けば体調も悪くなく、ただよく眠っているように感じられました。
もしかすると、姪たちにもそのように見えたかもしれません。
前日は呼びかけの声に目を開けてくれた母でしたが、そのような姿を彼らに見せてあげられなかったのはとても残念でした。
結局、彼らが生前の母に会えたのはこの日が最後になってしまいました。
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