大粒の涙が零れる
2年前の2019年12月24日は火曜日、晴れて12℃の日、母のお通夜が行われる日でした。
午後2時ごろ、母の写真と棺に入れることになった折鶴を持って、一度葬儀屋へ行きました。
式場では準備が進められていて、母の遺影が飾られた祭壇が出来上がりつつありました。
亡くなってから三日ほど間隔が開き、落ち着いていた私の気持ちが式場の厳かな雰囲気に再び引き締まった感じがしました。
一旦家に帰り着替えなどを済ませて、午後4時30分頃再び母のお通夜の会場へ行きました。
この時間には、母の好きだったきれいな夕焼けが西の空に広がっていました。
午後6時にお通夜が始まり、喪主である私が最初にお焼香をする時間になりました。
母の遺影に一礼してから、お焼香をして一歩下がって再び一礼をした時でした。
突然、何の前触れもなく私の目から大粒の涙が零れ始め、なかなか止めることができませんでした。
母が入院してから40日、意識をなくしてからでも20日ほど経過していて、既に気持ちは整理がついたものだと思っていました。
それにしてもこの時の涙は、人生で初めてと言えるほど粒が大きかったのをはっきりと感じました。
ただ単に泣くというよりも『大粒の涙が零れた』という表現がぴったりの状況でした。
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