「もう大体でいいよ」
2年前の2019年12月1日は日曜日、晴れて13℃の日、午後7時20分頃母の病室に行きました。
母は右側を下にして横になっていて、瞼の腫れがほとんど引いていたように見えました。
腕もいつもよりも細く見え、外目にはむくみはかなり良くなったように感じました。
このところ点滴の単位が減っているようで、そのため水分の摂取量が減ってむくみも引いて来たのかな、などとも考えました。
「来ましたよ」と声を掛けると、母は少し笑って何か声を出してくれました。
残念ながらよく聞き取れませんでしたが、その時の表情が嬉しかったので写真に撮りました。
この日は血圧の値は分かりませんでしたが、脈拍は75くらいで安定していました。
また、鼻にチューブがしっかりと入っていないにもかかわらず、酸素量は95~96ほどで安定していました。
数日前までこの値が90を切るかどうかで大騒ぎをしていましたが、この状態を見るとなんだかホッとしました。
鎮静剤を使い始めて6日ほどになり、朦朧としていながらも穏やかに寝ている母の姿を見て、これで良かったのだろうと思いました。
少し前までは「鼻で息を吸って」と言ったり、外れたチューブを入れてあげたりしたものでした。
「もう、そういうことは大体でいいよ」と、伝えてあげたい気分でした。
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