初めての痰の吸引
2年前の2019年11月16日は土曜日、晴れて17℃の日、午後4時頃に母の入院している病院に行きました。
エレベーターの前で施設でお世話になっていた職員さんに出会い、ここまでは回復しつつあることを話しました。
施設では母が入院したころ、同時に5人ほどが入院して人数が減り、寂しくなったと言っていました。
この日の病室での母は、右側を下にして窓の方を向いて寝ていました。
正面の方に回り込むと、母はよく眠っていて鼻に管が入っていませんでしたが、酸素不足を知らせるアラームは鳴りませんでした。
酸素吸入が終わったのかと思いましたが、よく見ると管が外れていただけでした。
母が目を覚ました後に言ったのは「今日はいろいろと検査をした」ということでした。
中でも、痰を取るときに喉の奥まで器具を入れられて死ぬ思いをした、と思い出しながら話してくれました。
ここ数日、痰がからむことが多いからか、もしくは血中酸素が90を切ってアラームが鳴るからか、どうも初めて痰の吸引をされたようでした。
ただ、母自身はこれを検査のためだと思っていたようでしたが、その後これが大きな問題を引き起こすことになってしまいました。
話をしている間にも痰がからむことがあって心配でしたが、母は「お腹が空いた」とも言っていて少し元気になったようにも感じました。
計器の数字や心電図の形もそれほど悪くなく、『本当に回復しつつあるな』と思いながら帰途につきました。
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