「外に行きたいな~」
2年前の2019年11月18日は月曜日、晴れて21℃の良い天気、午後3時45分頃に母の病院に行きました。
この日は姉が来てくれましたが、前日の状況が心配だったのでこれから行くのが不安だと伝えてから、一緒に病室に行きました。
母はベッドの背を起こしてぐっすりと眠っていました。
なかなか起きないのでその場で姉と話をしていると、10分ほどしてから母は目を覚ましました。
「足が痛い」と母が言うので看護師さんを呼ぶと、点滴をしている足を動かすと痛いようで、点滴の場所を変えてもらいました。
その看護師さんの説明では、横になると酸素が足りなくなってしまうのでベッドを立てているということでした。
ただ、この姿勢で眠るのは難しい上、その姿勢を保つことも大変で、あちこちが痛くなるようでした。
そして看護師さんが言ったように、話をするとアラームが鳴るくらい酸素量がギリギリで、いかにも苦しそうな話し方をしていました。
それでも、翌日が母の誕生日なので姉が持ってきたウサギのぬいぐるみを見て「ありがとう、カワイイ、ぴったりだ」と、嬉しそうでした。
意識は少しボーッとしているような感じもありましたが、会話は普通にできて姉と話して笑ったりもしていました。
また、この日もカーテンが開いていて「外が良い天気なのはわかる」、「外に行きたいな~」と、これも苦しそうな声で言っていました。
最後に私と姉が「また来ます」と言いながら手を握ると、母は「暖かい、ありがとう」と笑顔を見せてくれました。
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