最後の付き添い
2年前の2019年11月27日は水曜日、曇りで11℃の寒い日、この日も朝まで母に付き添い姉と交代して一旦帰宅しました。
前夜の母は目を覚ますと苦しいと言って、ベッドの柵を掴んだり、周囲のコードを思いきり引っ張ったりしたことが何度かありました。
そのたびに手を握ってあげたり、水を飲ませてあげたり、うるおいシートで唇を拭いてあげたりしました。
そして、この日は姉と交代して姪が付き添いに来て「ゆっくり来ればいいよ」と私に言ってくれたので、午後8時ごろ母の病室に行きました。
母の様子としては、顔のむくみや腕のむくみは少なくとも良化はしていないように見えました。
最初は左側を下にして寝ていて苦しそうでしたが、右を下に変えると楽になったようで良く眠っていました。
そして、午後11時頃に目を覚ましたので、口の周囲をうるおいシートで拭いてあげると喜んでくれました。
午前1時半頃には利尿剤の点滴を交換するアラームが鳴り、その時に来た看護師さんが氷枕を用意してくれました。
暑くて唇が渇くくらいなので氷枕が気持ち良かったのか、脈拍も60台で安定していてよく眠っていました。
午前2時、4時頃にも唇を拭いてあげると、気持ちよさそうな笑顔が出たような気がしました。
この夜は眠りが浅くなってもそれほど力が入ることもなく、精神的に落ち着いてきたように思いました。
付き添いも4日目になり、私の体力が限界に近づき母も穏やかに眠れるようになってきたので、夜の付き添いはこの日を最後にしました。
« 「水を飲みたい」 | トップページ | 「また いじめられた」 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 『また退院できるかな』(2023.12.04)
- 瞬きだけ(2023.12.03)
- 広かった背中(2023.12.02)
- 可愛い笑顔(2023.12.01)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 『また退院できるかな』(2023.12.04)
- 瞬きだけ(2023.12.03)
- 広かった背中(2023.12.02)
- 可愛い笑顔(2023.12.01)
コメント