「失敗だったの?」
2年前の2019年11月7日は木曜日、晴れて22℃、母の通院の日なので午前11時頃施設に行きました。
母はいつもの場所にいて、「タオル折りをして疲れた」と言い「今日もきれいな日の出を見た」と、元気に報告してくれました。
採血のため一旦病院に行ってから、少し時間が空くので新しく送られてきた曾孫の動画を見せました。
曾孫が母の名前を言えるようになったので送ってくれた動画を見て、母が大喜びをしたので私はその様子を撮りました。
その後、診察の前に食事を済ますことになり、母が食べる昼食を久しぶりに見ました。
私が思っていたよりも多い料理を母はほぼ完食して、「食べ過ぎた」と言っていましたが、食欲はまだ大丈夫なようで安心しました。
病院での診察では、脚のむくみは前日よりも目立っている感じで、声の出し方も少し気になることを先生に伝えました。
また、検査の数値も多少悪化していましたが、先生は次回は二週間後にレントゲンも撮りましょうということでした。
診察後、母は「失敗だったの?」と不安そうな表情で尋ねてきましたが、水分や食事の制限の効果がないのか心配したのだと思います。
私はむくみなどの症状があまり無ければ通院に不安はあまり感じませんでしたが、母にとっては診察はいつも不安だったのだと感じました。
施設に戻り昼寝のためにベッドに横になると、母は少し涙ぐんでいました。
曾孫を見ると涙が出るとか、私の食事が心配だとか、自分は楽ばかりしてこれでいいのかと、うつ状態の頃のように考え込んでいました。
2019年11月7日
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