「私はどこにいるの?」
2年前の2019年11月29日は金曜日、晴れて10℃の日、この日は母の病室に午後6時ごろ行きました。
これまで施設や病院には午後4時頃行っていましたが、残念ながらもう時計代わりは必要ないと思ったからでした。
病室に入ると母は左側を下にして寝ていて、計器によると脈拍や心電図、血圧は安定しているようでした。
ベッドの反対側に回って話しかけてみると、起きていたようでした。
目覚めていても脈拍、血圧が安定しているとすれば、もう精神的には大丈夫なのかなと思いました。
挨拶をすると、母は朦朧としているようで「私はどこにいるの?」と小さな声で尋ねてきました。
その他には「明日の土曜日に何かある?」「どこかでお葬式しているんじゃないの?」とも訊いてきました。
朦朧とした意識の中だったと思いますが、小さいながらもしっかりとした口調でした。
ただ、瞼のむくみや上にしている右腕の太さなどは、前日までとあまり変わっていないように見えました。
なかなか上半身のむくみは取れず、良化が見られないのはこれまでの入院時とは異なる点でした。
母は目覚めていても穏やかで、もうパニック障害の心配は無くなったようでした。
しかしそれは、おそらく鎮静剤が効き始めて朦朧としているからで、良かったような寂しいような複雑な気持ちでした。
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