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2021年11月 8日 (月)

「わぁ、きれいだ。いいじゃない」

2年前の2019年11月8日は金曜日、晴れて20℃の日、午後4時5分頃施設に面会に行きました。

母はいつもの場所で良く眠っていましたが、私が挨拶をしながら「4時だよ」と言うと、母は「もうそんな時間?」と言いながら起きました。

「晴れてるの?」と聞きながら「行きましょう」と、面会室に行くことに自ら積極的に動いてくれて、この日も元気そうでした。

前日の診察もよく覚えていて、その後に入浴してよく眠れたと話してくれました。

面会室では外を見て「夕焼けか、大分赤いですね」「面白いね、ずっと見ていると」「こういうのはいいね」と、穏やかに微笑んでいました。

この日は、たくさん話をしてくれて笑いも出ますが、発声は押し出すような少し息苦しい感じがしました。

本人も「今日は話をしていても何かハァハァするね」と自覚があるようでした。

また、翌々日の日曜日に介護タクシーでお墓参りに行くことを提案すると、母は「いいですね」とかなり乗り気でした。

「車椅子で行かれるの?」「ウチのお墓でしょ?」「どのくらい乗るの?」などと次々に聞いてきて、興味を示してくれました。

ただ体調は、着替えの際の車椅子とベッドとの移動はできましたが、その後の呼吸がいつもよりも明らかに苦しそうでした。

そして、腿上げ20回もできましたが、母は「何かフーフーするね」と少し違和感があるようでした。

それでも、最後に部屋の窓から見える夕焼けを「わぁ、きれいだ。いいじゃない」と嬉しそうに見つめていました。

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