「襟足を見たい」
2年前の2019年10月10日は木曜日、曇りで26℃の日、早朝6時30分頃に施設から電話がありました。
母がベッドの下の床に座っていたとのことでしたが、ケガはなく体調も悪くないというので、いつもの時間に面会に行くことにしました。
午後4時5分頃母のフロアに行くと、母は南側の部屋にいて「鏡を探している」と言いました。
いつもは昼寝をしている時間に美容師さんが来て、髪を切ってもらったので見てみたいのだということでした。
この日は朝一で入浴して午後には髪を切ってサッパリしたので、いかにも気分の良さそうな表情をしていました。
部屋で話をすると、今朝はベッドの足元の方から布団と一緒に落ちたのだと言っていました。
そして、帽子を脱いで写真を撮り襟足の状態を見せてあげると、満足そうな笑顔を見せてくれました。
腿上げ20回はこの日も良く上がり、脚のむくみもなく体調はとても良さそうでした。
ベッドと車椅子の移動も余計な力が抜けていて、とてもスムーズに行えるようになってきました。
前日はラジオで野球を聴いたと言い、また楽しみが増えてきた様子でした。
心身ともに好調になってきて、「アー、良かったわ」という言葉が母の口癖になってきていました。
2019年10月10日
« 「皆さん元気で良かった」 | トップページ | 「明日は来ないで」 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 『また退院できるかな』(2023.12.04)
- 瞬きだけ(2023.12.03)
- 広かった背中(2023.12.02)
- 可愛い笑顔(2023.12.01)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 『また退院できるかな』(2023.12.04)
- 瞬きだけ(2023.12.03)
- 広かった背中(2023.12.02)
- 可愛い笑顔(2023.12.01)
コメント