富士山のシルエット
2年前の2019年10月4日は金曜日、雨のち晴れで30℃の日、午後4時5分頃施設に面会に行きました。
翌日は通院の日なので、看護師さんに午後3時に来ることと先生にうつ症状について相談することを伝えました。
母はいつもの場所にいましたが、面会室に行こうと言うと「もう行った」と返答してきました。
ちょっと意味不明でしたが、この日は最近では珍しくラジオを聴いていて、ただ部屋の中央なのでやはり雑音が入るとのことでした。
それでも、うつ症状が出てからは何も自発的にしなかったので、久しぶりにラジオを聴いている姿を見て嬉しく思いました。
面会室に行くと、西日の中に富士山がシルエットとして見えていたので母に教えてあげました。
目が慣れてくると母にも見えてきたようで、数年前に旅行先で見た富士山を覚えていて懐かしがっていました。
窓際で熱心に富士山に見入る母の横顔を見て、すっかりシワが増えて顔全体も小さくなってしまったな、と感じました。
この日も話し方は穏やかで落ち着いた様子でしたが、相変わらず声は小さく元気がなく聞こえました。
ただ、この日はパンを食べたことやラジオで歌を聴いたことなどを教えてくれて、認知もかなりしっかりしていました。
車椅子とベッドとの移動もスムーズで、腿上げ20回も楽にこなして、体力も少しずつ回復している感じもありました。
毎日見ている曾孫の動画には、この日も「カワイイ」と歓声を上げて見てくれました。
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