「バイバーイ、元気でね」
2年前の2019年10月3日は木曜日、晴れて29℃の日、午後4時5分頃に施設に面会に行きました。
母のフロアに行くと、母に挨拶をする前に一人の職員さんが話しかけてきて、最近の母の様子について尋ねられました。
私は「うつ病のような感じ」と答えると、その職員さんも「自分も夜勤の前にそのように言われた」と言いました。
ところが、職員さんが夜勤中の母の状態は愛想も良く明るかったとのことですが、その後に泣いていたと聞いた、と言っていました。
このところ感情の起伏が激しくなっているようで、基本的にうつ状態でしたが、時々そう状態も現れるような感じでした。
その後に母に「4時だよ」と言うと「4時じゃないでしょ」との返事とともに「月明かりが見える?」と尋ねてきました。
時間の感覚も今一つのようで「まだお日様があるよ」と教えて、面会室に行き外を見せると「まだこんなに明るいんだ」と驚いていました。
この日も声は小さく穏やかな話し方でしたが、たくさん話してくれて、気分的にはそれほど落ち込んだ感じではありませんでした。
ただ、職員さんも話していましたが、いろいろ考えすぎて話が悪い方に向かってしまうような感じはありました。
それでも、いつものように曾孫の写真と動画を見せると、声を上げて喜び最後には「バイバーイ、元気でね」と笑顔で手を振っていました。
一時期のように落ち込んでいるばかりではなく、会話は普通にでき、状況も大体理解しているようではありました。
ただ、「今朝はおせんべいをパリッと食べた」と言いながら「あれは夢か」と呟いたりして、現実と妄想が混ざっている感じもしました。
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