「皮かと思った」
2年前の2019年10月13日は日曜日、台風一過で29℃の爽やかな快晴、少し早く午後3時15分頃施設に面会に行きました。
丁度おやつが終わった時間で、母はいつもの場所でお茶を飲んでいるところでした。
面会室から外を見ると、良く晴れていて富士山が山頂部だけ影絵のように見えていました。
前日の台風は夜遅くに最接近したため、母はほとんど気にならなかったようでした。
その前夜はラジオを聴いていたそうですが、おそらく台風情報ばかりだったのでしょう、母はずっと話をしていたと言っていました。
この日も、先日きれいにした襟足の写真を見せると「カットして良かった」と満足そうな感想でした。
また「新しい薬が顆粒で飲みやすくておいしい」ということでしたが、「食事制限がなくなって食べるのが大変だ」とも言っていました。
着替えの際の車椅子とベッドの移動はこの日もスムーズで、腿上げ20回も楽にこなしてくれました。
この日はカラッとした陽気のせいか、珍しく背中に汗をほとんど掻いていませんでした。
いつの頃からか母は腕を握ったりすると内出血しやすくなり、施設ではその部分に透明なシールのような絆創膏を貼ってくれていました。
その絆創膏が少しはがれかけていて、それを見た母は「皮かと思った」と言いながら自分で大笑いしていました。
この日の母は一時期のように声を潜めるようなこともなく、明るい声でたくさん話をしてくれてご機嫌でした。
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