「脚は上がるけど歩けない」
2年前の2019年9月17日は火曜日、晴れて31℃の日、午後4時5分に施設に面会に行きました。
母はいつもの場所にいて、「今日は久しぶりにリハビリに行った」と、戻ってきたばかりのようでした。
そして、この日もまた何か便秘の対策をしていて、まだ出てはいないと言っていました。
面会室に日光浴をしに行くと、快晴で西日が眩しいので背中で温もりを感じながら話をすることにしました。
この日は珍しく面会室のテレビが大相撲中継をやっていました。
母は前日の敬老会のことを覚えていて、細かな内容はともかく「楽しかった」と笑顔で言ってくれました。
暫く背中を温めてから着替えのためにフロアに戻りました。
部屋の窓を開けると、母は隙間から手を出して外の風に当てて気持ちよさそうな表情をしていました。
リハビリのおかげか、車椅子とベッドとの移動はとてもスムーズでした。
面会室の日光浴で温めていた背中は少し汗ばんでいて、タオルでゴシゴシ拭いてあげると「気持ちいい」と喜んでいました。
リハビリのあったこの日も、いつものように腿上げを20回やりましたが、いつも以上に調子が良く楽しそうでした。
ただ、「脚は上がるけど歩けない」と寂しそうな表情で呟いていました。
« 2回目の敬老会 | トップページ | 「千葉は広い」 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
コメント