「お勝手もできないし」
2年前の2019年9月25日は水曜日、晴れて29℃の日、午後4時5分頃施設に面会に行きました。
母は相変わらず硬い表情でいろいろと話してくれましたが、もう一つ要領を得ない感じに終始しました。
午前中にはリハビリに行ったようですが、やはりほとんど見学をしていたと言っていました。
他には「爪切って」と言っても「忙しい」と断られたようで、そのような不満を色々と口にしていました。
ただ、前日に姉が来てくれたことは覚えていて、印刷して持って行った集合写真を見せると、とても喜んでくれました。
このころ私は、母を家に連れ帰ることも考え始めていました。
私の悪い癖かもしれませんが、母が現状に不満を漏らすことが多くなってきたので、状況を替えてあげたいと思ったのでした。
現状のトイレでの様子を母に尋ねると、ほとんどお任せで、一人でオムツを脱ぐのは難しいと言っていました。
次に、ウチに帰ったら何をしたいか聞くと「お勝手もできないし」と、弱気の答えをしたので「それは別にして」と言うと「ペン習字」と。
以前、家で鶴を一日五羽ずつ折っていたことを伝えると、思い出したようでした。
最後に、「家に帰ったら何が必要か考えている」と私が言うと、母は「大変だよ」と、不安そうに微妙な反応をしました。
母の心身の調子があまり良くない時に、余計な問題を考えさせることになって、さすがに時期が悪かったと今では思います。
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