「こういう天気は嫌だね」
2年前の2019年8月20日は火曜日、曇り時々雨でも33℃、雲行きが怪しかったので午後3時45分頃施設に面会に行きました。
母はエアコンが効いてひんやりする中、コーヒーの香りが漂ういつものフロアのいつもの場所にいました。
この日は8月の誕生会があり、ケーキを食べてコーヒーを飲んだと言い、「ケーキがとてもおいしかった」と喜んでいました。
その後、面会室に行きましたが、空模様が怪しくて日は当たらず日光浴はできませんでした。
この日も母のお気に入りのタブレットで写真を見ながら、曾孫のことを「かわいいしおとなしい」と笑顔で見つめていました。
この日の食事は、お粥の水分が多くて残してしまったが、ケーキはおいしかったというので、食欲が無いわけではない様子でした。
やはり何か精神的な問題もあって嫌なものを食べたくないのかな、などと考えてしまいました。
「日曜日には何か食べる?」と訊いてみると、積極的な答えは無く「お稲荷さんがいいかな」などと、独り言のように言っていました。
脚のむくみはあまり目立たず、特に左足はシワが印象的なほど枯れた枝のように細くなっていました。
ここ数日は体調は悪くはなさそうでしたが、話し声が少し抑え気味の低い声なのが気になりました。
「こういう天気は嫌だね、晴れがいいよ」と、母は窓から外のどんよりした空を見て、気分的にもスッキリしない感じで言いました。
このころは、普段の食事を残すことと精神面を心配していた時期でした。
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