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2021年6月29日 (火)

「歩けなければ元気じゃない」

2年前の2019年6月29日は土曜日、曇り空の蒸し暑い日、午後4時10分頃施設に面会に行きました。

母はいつもの位置にいて、この日も薄手のオレンジ色のカーディガンを着ていました。

外の蒸し暑さと対照的に室内はエアコンが効いていて、そんな中、着替えをしながら部屋で話をしました。

この日はリハビリがあったようですが、母が話してくれた内容の時系列があいまいな感じでした。

一日中曇っているので時間の感覚がわかりにくく、その上まったりと過ごしていたので頭がはっきりしないと、母は言っていました。

リハビリの終了後には七夕の短冊に願い事を書くように言われて、母は『一日も早く元気になるように』と書いたとのことでした。

「元気じゃないの?」と私が訊くと「歩けなければ元気じゃない」と、母は少しムッとしたように言いました。

「歩きたいの?」と再び私が訊くと「良く分からない」と答えましたが、そこには母の複雑な胸中が見えた気がしました。

持病がある母でしたが、足が悪くなければ施設にいる必要はなく、骨折前のように自宅で生活ができるわけです。

前年の秋頃には歩行器を押しながら歩けるところまで回復しましたが、その後心臓の問題も出てきて歩行訓練が少なくなっていました。

母は、訓練が進まないことが歯がゆいのか、自分はもっとできると思っているのか分かりませんが、現状を残念に思っているようでした。

年齢の問題もあって以前と同じようにはいきませんが、体力的にはまだまだ出来そうなので、母には不満が募っていたように思いました。

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