「厚手の帽子で良かった」
2年前の2019年5月17日は金曜日、晴れて暑い日、午後4時10分頃に施設に面会に行きました。
広間のテレビでは珍しく大相撲中継が映っていましたが、母はいつもの場所にいて、相撲には気づいていないようでした。
この日は暑いので室内のエアコンが効いていて、丁度母の頭の辺りに冷たい風が当たると言っていました。
「厚手の帽子で良かった」と、少し厚手の帽子を被っていたことをラッキーに感じているようでした。
この日は一日まったりと過ごしていて、ほとんど話もしていないからか、寝起きのような少しかすれた声をしていました。
ただ、足や瞼に浮腫みはほとんど見られず、体調は問題なさそうでした。
この日だけではなく、このころは普通に会話ができる良い状況が続いていました。
それでも少し気になっていたのは、母が何かを気にしているような感じがすることでした。
以前のような屈託のない表情ではなく、元気はあるけれども少し声を潜めて話すようなところがありました。
食事や水分の制限があるからか、他に何か煩わしいことがあったのか、そんな気がしました。
全体としては元気なのですが、心の底から明るくなれないような雰囲気が、このころの母にあったことを覚えています。
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