「爪切って」
2年前の2019年5月1日は水曜日、曇りで時々雨が降るような蒸し暑い日でした。
午後4時頃に母のフロアに行くと、母はいつものテーブルにいましたが座っている場所が移動していました。
この日のように外気が蒸し暑いと室内のエアコンが効いて、新しい場所にいると「時々冷風が頭に吹いてきて寒い」と愚痴をこぼしていました。
また、この日も午前中にリハビリがあり、最後に3回立ち上がって外を見たと嬉しそうに話してくれました。
おやつの後には便通もあって、体調も落ち着いているようでした。
前夜は何度か目が覚めて、そのたびにラジオを聴いていたとも話していました。
この日は昼寝をしていないということでしたが、その他にもいろいろと話をしてくれて、母はとても元気がありました。
そんな中でこの日母が気にかけていたことが、便通と爪のことでした。
母の爪は割と硬いのて、少し伸びてくるとよく気にしていました。
「気になるようなら職員さんにお願いするといいよ」と私は母に言いました。
そして、母の耳元に口を寄せて「爪切って」と囁きました。
それを聞いて母はくすぐったそうに大笑いしていました。
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