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2021年5月 1日 (土)

「爪切って」

2年前の2019年5月1日は水曜日、曇りで時々雨が降るような蒸し暑い日でした。

午後4時頃に母のフロアに行くと、母はいつものテーブルにいましたが座っている場所が移動していました。

この日のように外気が蒸し暑いと室内のエアコンが効いて、新しい場所にいると「時々冷風が頭に吹いてきて寒い」と愚痴をこぼしていました。

また、この日も午前中にリハビリがあり、最後に3回立ち上がって外を見たと嬉しそうに話してくれました。

おやつの後には便通もあって、体調も落ち着いているようでした。

前夜は何度か目が覚めて、そのたびにラジオを聴いていたとも話していました。

この日は昼寝をしていないということでしたが、その他にもいろいろと話をしてくれて、母はとても元気がありました。

そんな中でこの日母が気にかけていたことが、便通と爪のことでした。

母の爪は割と硬いのて、少し伸びてくるとよく気にしていました。

「気になるようなら職員さんにお願いするといいよ」と私は母に言いました。

そして、母の耳元に口を寄せて「爪切って」と囁きました。

それを聞いて母はくすぐったそうに大笑いしていました。

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