「膝の裏が痛い」
2年前の2019年4月4日は木曜日、この日は午後3時45分頃に母の病室に行きました。
母は「そろそろ来る頃だと思っていた」と言っていました。
ベッドを半ば起してラジオを手で持っていて、イヤホンを左側の耳に入れて何か聴いているようでした。
この日もずっとベッドにいたようなので、ラジオを聴くくらいしか楽しみがないとのことでした。
イヤホンの調子があまりよくないというので、電池と同時にイヤホンも交換して、この後のナイター中継に備えました。
窓際なので電波がよく入るようで、前日の試合で巨人が勝ったことを知っていて、一人で喜んでいたと言っていました。
「お世話になった看護師さんにチョコレートを渡してね」と伝えると、いつ誰に渡すか迷っている感じでした。
また、長い間ベッドにいたので、退院が決まって少し足を動かしてみたところ「伸ばすと膝の裏が痛い」と話していました。
リハビリもしていないので、少しずつ始めてどこまで回復できるかという心配はありました。
それでも気持ちは既に施設の方にあるようで、トイレの使い方を思い出しながら話してくれました。
最後に「明日、施設に戻るときに少し寄り道をしてもらって桜を見るといいよ」と伝えておきました。
桜はそろそろ散り始め、天気予報では明日は風が強いというので、かなり散ってしまいそう。
とりあえず、桜の時季に元気に退院することになり一安心で、この日は母と二人、笑顔でお別れしてきました。
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