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2年前の2019年4月30日は火曜日、この日は母が4月初めに退院して以来、最初の通院の日でした。
午後2時30分頃に施設に行きました。
母はお昼寝中ということで部屋に行ってみると、よく眠っていました。
この日も午前中にリハビリがあり、そのためかぐっすり眠れたようでした。
その他の体調に関して看護師さんの話では、朝の寝起きに血圧が高い場合があるということでした。
その血圧のことや体重のデータなどは既に病院に伝えてあるということで、母と一緒に病院の待合室で待つことになりました。
この日は、ほとんど待つことなく診察室に呼ばれ、先生がレントゲン写真を比較して退院時よりも良化していることを教えてくれました。
血液検査については横ばいという感じで、本人の体調も悪くはなさそうでしたが、貧血の薬を新たに出してもらうことになりました。
診察が終わって施設に戻ると、丁度おやつの時間でした。
この日はいつものように病院で待たされることもなく、早く終わって疲れもなかったからか、母は終始元気でした。
また、母の状態が安定していることが分かり、私も一安心でした。
2年前の2019年4月29日は月曜日、この日は午後4時頃に施設に母の面会に行きました。
母はフロアのいつもの場所にいて、元気にいろいろな話をしてくれました。
まず、お風呂から上がったばかりだと言い、お風呂で初めて泡を掛けてもらって気持ちが良かったと喜んでいました。
ただ、この日は広間のテレビではプロ野球をやっていないことを、不満そうな表情で話していました。
また、ラジオで五木ひろしに関する番組があって、それを楽しんだことも笑顔で思い出していました。
それから、珍しくこの日は昼寝をしないで、隣の人と話が弾んだことも嬉しそうに話してくれました。
前日に一緒に食べたトマトとキューイがおいしかったと言ってくれて、「ここでは出ないからね」としみじみと呟いていました。
最後にウチのお墓がある霊園の藤棚が見頃だったので、この日撮影した写真を見せてあげました。
母は「きれい」と言いながら「最近行っていないね」と寂しそうでした。
骨折してからの1年ほどは当然行けていませんが、それ以前にいつ行ったのかも二人とも思い出すことはできませんでした。
2年前の2019年4月28日は日曜日で、前週に続いて母と一緒にお昼を食べることにしていました。
午前11時30分に施設に行くと職員さんが「お待ちかねですよ」と、私に声を掛けてきました。
その上、サンドイッチを食べることを皆さんが知っていました。
母を連れて面会室に行くと、この日は風が冷たく空気が澄んでいて、富士山がくっきりと見えました。
まだ雪を被っていて白い富士山を母に教えてあげると「良く見える」と、母も感動していました。
母は、この日の午前中にはタオル折りをたくさんしたと、話してくれました。
そしてこの日の食事は、まず紅茶とサンドイッチを用意しました。
その他、前週と同じように、トマト、キューイフルーツ、大根の煮物を持って行きました。
母は玉子、ハム、チーズなどとパンを美味しそうに食べてくれました。
さすがに以前ほどは食べなくなっていましたが「満腹になった」と言いながら満足そうな表情をしていました。
また、前夜は寒いことはなく良く眠れた、とも話していました。
この日もいろいろと話をしているうちに声にも元気が出てきて、体調も良さそうでした。
2年前の2019年4月27日は土曜日、この日は午後4時頃に施設に面会に行きました。
母はいつもの位置にいて、テレビの方を見ていました。
テレビでは珍しく野球中継をやっていて、母は野球をやっていることは分かっていましたが、良く見えてはいないようでした。
音も聞こえないとのことで、せっかくの巨人戦も楽しんではいない様子でした。
着替えをしながら話をすると、この日もリハビリに行ったとのことでした。
そして、珍しく「寒い」と言っていて、カーディガンの上にちゃんちゃんこを着ていました。
着替えをしている間も寒いというので、パジャマも厚手のものを用意して置いておきました。
また、以前から旧家を売却しようという話があり、しばらくその話は停滞していたのですが、近くまとまりそうな状況になってきました。
そのことを母に伝えると、少し安心してくれたようでした。
「母さんにちゃんちゃんこを買ってあげられるよ」と私は言いました。
すると母は「ちゃんちゃんこはもういらないよ」と言いながら笑っていました。
2年前の2019年4月26日は金曜日、曇って肌寒い日でした。
この日は少し早めの午後3時15分頃に母の施設に面会に行きました。
母は昼寝から起きて、丁度おやつを食べようとしているところでした。
この日のおやつは蒸しパンのようなもので、ゆっくり食べてもらうために私は先に部屋に行って待つことにしました。
しばらくして、母がおやつを食べ終わって部屋に来ると、まず昨晩便通があって「スッキリした」ことを報告してくれました。
そのためかよく眠れたとのことでした。
ただ、前夜は暑かったからか部屋のエアコンが良く効いていて、頭に冷たい風が当たって寒かったとも話していました。
前日はリハビリと入浴があって忙しく、疲れていたこともあり、ぐっすり眠れたのかもしれません。
この日は特に行事はありませんでしたが、どんよりした天気のためか「昼寝で熟睡できた」と言っていました。
退院してから3週間ほどが過ぎて、体調も良さそうな上に施設の生活にも慣れてきて、余裕が出てきた感じもしました。
この日の母は寝起きということもあるのか少しボーッとした感じではありましたが、話をしているうちに段々と元気になってきました。
2年前の2019年4月25日は木曜日、曇り空ながら少し暑い日でした。
この日は午後4時頃に施設に面会に行くと、母はちょうどお風呂に行っているところでした。
部屋に行って待っていると、職員さんが母を連れてきてくれました。
この日は午前中にリハビリに行って、午後は昼寝をしておやつも食べてから入浴をしたとのことでした。
このところ毎日のようにリハビリに行っていることもあってか、この日も元気に話をしてくれました。
その上、この日のように忙しく過ごすことが刺激になっているようで、意識もはっきりしていて表情も明るかったのが印象的でした。
施設に行く途中の路上で撮影したつつじの写真を見せると「きれいね」と喜んでくれました。
また、前夜は寝ながらラジオを聴いていて、巨人が勝ったことも知っていました。
それから、前の日曜日に続いて今度の日曜日も一緒に食事をしようかと提案してみました。
「何か食べたいものはある？」と尋ねると、母はしばらく考えてから「サンドイッチが食べたいね」と答えてくれました。
2019年4月25日
2年前の2019年4月24日は水曜日、この日は曇り空の中、午後4時10分頃施設に面会に行きました。
母はいつもの場所にいて、少しお疲れのように見えました。
聞いてみると、今リハビリから戻って来たとのことでした。
この日は便秘薬を使ったので、昼寝をしないでその代わりにタオル折りをしていたそうです。
その後にリハビリに呼ばれたので、やはり疲れているようでした。
ただ、リハビリの前に便通があったそうで、その点は喜んでいました。
前夜はラジオで野球中継をしっかり聴いたそうで、巨人が大差で勝ったことを知っていました。
また、この日の日中も室内が暑い中、ラジオを聴いていたと言っていました。
食事では穴子かウナギのような味付けのものが出て、とても美味しかったと話してくれました。
この日の母の様子は、最初は暑さと疲れのためか体調が今一つに見えましたが、いろいろと話をしているうちに、いつものように元気になってきました。
このころは、暑さに参っているように見えて話をするうちに元気になってくる、そういう日が多かったように思います。
2年前の2019年4月23日は火曜日、晴れて暑いくらいの日でした。
この日は介護保険の更新のための面接が午後3時からあるので、それに合わせて10分前に施設に行きました。
母はいつもの位置にいましたが、今さっき昼寝から起きたとのことでした。
この日は午前中にリハビリに行ったと言い「暑い」と呟いていました。
母の介護保険の面接は、私の記憶では合計で5～6回行ったと思います。
その都度感じたのは、母の認知は年齢を感じさせないほどしっかりしていて、本人が思う以上に目や耳も悪くないということでした。
特に施設に移ってからは、家にいるときよりも明らかに意識ははっきりしていて元気でした。
ところで、介護保険に関しては母の場合は上手く使えたと思っています。
逆に父の場合、もっとうまく使えればという思いが今でもあります。
やはり何事も経験が大事で、当時は介護保険のことなど頭の片隅にもありませんでした。
父が最後の入院をして、やや持ち直した時に病院から介護保険の話があり、結局全く使うことなく父は亡くなってしまいました。
最後の頃はケガもしていたので使えたはずだと思うと、申し訳ない気持ちになります。
2年前の2019年4月22日は月曜日、晴れて暑い日でしたが、この日も午後4時頃に面会に行きました。
母はいつもの場所にいて、ポロシャツ姿で暑そうにしていました。
ちょうどリハビリから戻って来たところだということでした。
この日は午前中に入浴し、昼食の後に昼寝をして起きると、歌声が聞こえたと話してくれました。
4月の誕生会をしていて、ケーキは断って代わりにおせんべいを貰い、久しぶりに食べて美味しかったとのことでした。
母は歯がほとんど無く堅いものは噛めないので、おせんべいは口の中で溶かして食べるのですが、好きな食べ物の一つでした。
施設の室内はいつも暑いのですが、この日は特に暑く感じられ、午前中に入浴した母はまた汗をかいていました。
そこで、肌着を夏物の半袖のＴシャツに替えてあげると「気持ちいい」と喜んでくれました。
また、前日に一緒に食事をしたことを振り返って「トマトがおいしかった」と言ってくれました。
他には、巨人が阪神に3連勝したことや、つつじや藤の花が咲いていることを話しました。
これからも母が退屈しないように、日曜日には昼食を、他の日には花の写真でも用意してあげようと考えました。
この日は午前中にはお風呂、午後はリハビリと忙しかったはずですが声も良く出ていて、とても元気がありました。
2年前の2019年4月21日は日曜日、この日は母と一緒にお昼を食べる予定になっていました。
朝から家で煮物を作り、他にはトマトやキューイフルーツを切って持って行きました。
また、途中で穴子寿司やちらし寿司などを買って施設に向かいました。
午前11時30分頃に母のフロアに着くと、母はいつもの位置にいて暑い部屋の中で少し眠たそうな表情をしていました。
一緒に面会室に行って、まず大根や厚揚げなどで作った煮物を食べてもらうと「柔らかくて美味しい」と言ってくれました。
次にトマトを食べると「昔ながらの味がして美味しい」と言いながら二切れ食べていました。
キューイフルーツも「久しぶりで美味しい」と言い、私が思っていたよりも好きな様子で、それは新しい発見でした。
お寿司も「おいしい」と言いながら食べていましたが、かんぴょう巻きを飲み込んだのは驚きでした。
確かウチにいた頃は海苔の類は噛めないので、飲み込めない部分を出していたことを覚えていたからです。
母と一緒に食事をしたのはほぼ一年ぶりでしたから、その頃よりもある部分では元気になっていたのかもしれません。
さすがに食べる量は少なくなっているように感じましたが、箸も普通に使っていましたし、手元も良く見えているようでした。
食べっぷりも以前と変わらず「おいしい」と喜んでくれたので、今後もお昼を持って行ってあげようと思いました。
2年前の2019年4月20日は土曜日、晴れて暖かい日でした。
午後4時頃に施設に面会に行くと、母はいつもの位置にいて「暑い」と言いながら、少し眠たそうにしていました。
この日も午前中にリハビリがあって、便通もあったとのことでした。
また、お昼は時々出てくる短いうどんで、味はイマイチでしたが全部食べたと言っていました。
前日、日曜日に昼食を持ってくると話しておいたことで、母はこの日と勘違いしていたようでした。
そのため、お昼にうどんを出された時に、私が来れなくなったので「自分だけうどんなのか？」と思ったということでした。
母は以前から日にちを勘違いすることがよくあるので、なるべく予定はギリギリまで伝えないようにしていました。
今回もそのケースで、楽しみに思っていたから気が逸っていたようです。
部屋へ行って着替えをしていると、暑い時季になったからか、母の背中が汗ばんでいました。
その背中を拭いてあげると「気持ちいい」と喜んでくれました。
そういえば母がウチにいた頃は、毎晩、タオルで身体を拭いてあげていたことを思い出しました。
帰り際に「明日は一緒にお昼を食べるよ」と確認しておきました。
2年前の2019年4月19日は金曜日、晴れて暑いくらいの日でした。
この日も施設に午後4時頃に行くと、母はいつもの位置にいて眠たそうにしていました。
前日、座薬を使ったと言っていたので「ウンチ出た？」と尋ねると「出すぎた」と答えました。
部屋に行って、着替えながら話をすることにしました。
座薬が効いたようでトイレで出した後に、昼寝をしている間にも出てしまったとのことでした。
また、この日は午前中にリハビリがあり、今週は3回リハビリをやりました。
ある職員さんとはブカブカのズボンについて話をしたと言っていました。
以前はちょうどよかったズボンが確かに腰のあたりがゆるくなり、立ち上がるとずり落ちそうな状態になっていました。
肥満が解消してきたのか、むくみが減って来たのか、おそらく両方だと思いますが、一時期よりもかなり痩せたことは事実でした。
そして、次の日曜日にはお昼に穴子寿司を持ってくることを伝えると、喜んで「楽しみだ」と笑顔で言ってくれました。
また、前日はやはり習字をしたそうで「筆の具合が悪かった」と一言。
この日の母は、お腹の不安があって最初は静かでしたが、話をしているうちに元気になってきて、声にも力がありました。
2019年4月19日
2年前の2019年4月18日は木曜日、晴れて暖かい日、この日も午後4時頃に面会に行きました。
フロアに母は不在で、少し前にお風呂に行ったとのことでした。
お風呂は面会所と同じフロアなので、そこで待っていることにしました。
その前に職員さんに、次の日曜日には穴子寿司などを持ってくるので、お昼ご飯を止めてもらうことをお願いしました。
また、近いうちに散歩に連れて行きたい旨を伝えておきました。
その後お風呂の前で待っていると、母は一番最後に出てきました。
母の話を聞くと、このところ便秘気味なので座薬を使ったため入浴中に出るとまずいと思い、最後にしてもらったとのことでした。
以前から便通は母の大きな悩みでしたから、本人の希望に沿っていただけて有難く思いました。
この日は午前中にリハビリがあり、一通り終わってから立ち上がって外を見たとのことでした。
「まだ桜が残っていて、きれいだった」と笑顔で話してくれました。
前夜もよく眠れたと言っていて、そのためか顔色も良く、便秘以外の不安はなさそうでした。
フロアに戻ると、新しい習字が貼りだされたようで、一番上が「こいのぼり」になっていました。
2年前の2019年4月17日は水曜日、曇りがちで暖かい日、この日は午後4時頃に母の施設に行きました。
母はいつもの所でうたた寝をしていました。
話を聞くと、午後にお花見会があり、そのために昼寝をする時間がなかったとのことでした。
お花見会といっても室内の演芸会のようなもので、みんなで歌を唄ったりしたのだと言っていました。
お疲れのためか少し眠たそうでしたが「楽しかった」と、笑顔を見せてくれて元気でした。
この日は室内のエアコンが効いているようで少し冷たい風が吹いていて、場所によっては寒いと言っていました。
前日は病院に行って疲れたからかよく眠れたそうでした。
夜中の3時ごろに目が覚めたので、ラジオを聴いたら懐メロをやっていて久しぶりに聴いたと話してくれました。
また、前日に主治医から許可をもらった食事のリクエストを尋ねてみました。
母は色々と考えた末に「のり巻きを食べたい」と答えてくれました。
生ものは食べられないので、せめてすし飯を食べたいという思いがあったように感じました。
この日は少しお疲れの様子もありましたが、お花見会を楽しんでいつも以上に元気な母でした。
2年前の2019年4月16日は火曜日、この日は病院に行くため午後2時30分に母の施設に行きました。
まず病院にレントゲンを撮りに行き、後は診察の呼び出しがあるまで施設に戻って待つことになりました。
病院と施設は同じ敷地内なので、通院や入院が必要な状況ではとても便利でした。
10日ほど前に退院した母はその後、普通の生活に戻りつつあって、元気も出てきていました。
意識もはっきりしてきていて、会話をしていても目や耳の調子も悪くなさそうでした。
それを裏付けるように、この日の血液検査の結果も、入院時よりは少しずつ良化していました。
また、この日私は先生に食事と散歩に関しての質問をしました。
食事を持って行くことと、時々散歩に連れて行くことについて、どちらも許可を頂きました。
病院から施設に戻る際、前の公園の様子を病院の窓から母に見せてあげました。
公園の桜は葉桜が目立ってきていましたが、まだピンクの部分も残っていて「よく見える」と言っていました。
また、「風が吹いているんだね」と、母が言いました。
桜の木の周りの新緑が風に揺れているのも良く見えていたようでした。
2年前の2019年4月15日は月曜日、この日は晴れて暑いくらいの日でした。
この日も午後3時40頃に施設に面会に行きました。
フロアに母は不在で、リハビリ中ということでしたので、久しぶりにリハビリルームに行ってみました。
3階のリハビリルームに行った時、母のリハビリが丁度終わったところで、そのまま久しぶりに9階の面会室に行って話をすることにしました。
面会室には西日が入り込んでいて、窓際がとても暑く眩しいので、日陰のテーブルで話をすることにしました。
母は運動をした後ということで、冷たいゼリーを渡すと美味しそうに2～3口飲みました。
この日は午前中に入浴をして、午後は昼寝をした後にリハビリという忙しい一日でした。
この日の入浴は久しぶりにお湯に入ったとのことで「足が浮いた」と笑顔で話してくれました。
そのためか、昼寝はぐっすりと熟睡できたとのことでした。
他には、ラジオのこと、野球の話、翌日に病院に行く話など、元気な声でたくさん話ができました。
退院してから10日ほどが経過して、入浴やリハビリも以前のようにできるようになったので、少しずつ施設での生活を楽しめるようになってきたのかなと感じました。
2年前の2019年4月14日は日曜日、午後3時50分頃に面会に行くと、母はいつもの場所で居眠りをしていました。
トントンと肩を叩いてみましたが、よく眠っていたようで、すぐには起きませんでした。
目を覚ましてから「今日はお風呂に入った」と言いましたが、日曜日には入浴はしていないはずでした。
夢でも見て、その気になったのかもしれません。
この日は昼寝でも熟睡したと言っていましたので、少し寝ぼけ気味だった感じがしました。
また、少し前からトイレを使っているので、おしめを減らしてもらって軽くなったと言っていました。
ただそのために、早めに教えて欲しいと言われているようですが「なかなかそうはいかない」とも話していました。
洗濯物の中に肌着とパジャマがまとめてあったので、事情を聞いてみると「少し漏れたかも」という本人の弁でした。
体力がまだ回復していないためか、老化してしまったためか分かりませんが、少しお漏らしをしてしまったとのことでした。
こういうことが精神的な不調につながることもあり得るので、少し心配ではありました。
この日も体調に問題はなさそうでしたが、寝起きのためもあってか、覚醒のレベルは今一つのようでした。
「面白い絵本を見た」「童謡の替え歌を聴いた」など、夢の中の話かな？とも思いましたが、元気に話してくれていたので、私はそれだけで満足でした。
2年前の2019年4月13日は土曜日、晴れて暖かい日でした。
この日も午後3時40分頃に母の施設に面会に行きました。
母はいつもの位置にいて、会うなり話し始めました。
この日は朝からリハビリに行って、その途中で外に出て、下に咲く桜を見たとのことでした。
良い天気の穏やかな日和で、きれいな桜が見られたと喜んでいました。
「今までで一番良い桜を見て感激した」とも話していました。
着替えをしながら話していると、前日のプロ野球で巨人が勝ったことも知っていました。
また、この日は暖かいこともあり冬物の肌着は暑いと言い、夏物の黒い半袖のＴシャツを着せてあげました。
体調も良さそうで、リハビリをしたこともあってか代謝も良いのだろうと思いました。
ただ、血圧は高かったのか何度か測られたと言っていましたが、話していると目や耳の調子は良好でした。
最後にスマホで撮影した桜の写真も見せると、母は喜んでくれました。
前年のこのころはいろいろなことがあったので「今年の桜が見られるとは思わなかった」と、母はしみじみと呟いていました。
2年前の2019年4月12日は金曜日、この日は曇りで肌寒い中、いつものように午後3時40分頃面会に行きました。
母はいつもの位置にいて「トイレを待っている」とのことでした。
おやつの後でトイレの順番を待っているが混んでいるというので、先に部屋で着替えることにしました。
この日は朝から待望の爪切りをしてもらい、午前中にはリハビリもやったとのことでした。
そのためか、昼食後のお昼寝はぐっすりと眠れたと言っていました。
リハビリに行った時には、若いリハビリの先生たちが母の名前入りの靴を見て羨ましがっていた、ということも話してくれました。
そして「足の手術をしてからちょうど一年だよ」と教えると、「痛かった、トイレが大変だったね」と振り返っていました。
また「その後は痛くないから、早く手術すればよかったね」としみじみと言っていました。
それから、前日の夕方には髪のカットをしてもらったことを話し出しました。
髪を切ってもらったと同時に、顔を剃ってもらえて「気持ちが良かった」と嬉しそうでした。
「頭がカッコいいと言われた」というので写真を撮ってあげましたが、それを見て「顔がデカいね」「襟足が寒い」などとの感想でした。
髪がサッパリして気持ちがいいことと、皆が褒めてくれたことで、この日の母は本当にご機嫌でした。
2019年4月12日
2年前の2019年4月11日は木曜日、晴れていましたが午後から風が冷たく感じられる日でした。
この日は少し早い午後3時35分頃に面会に行きました。
母はいつもの位置にいて、おやつを食べた後にくつろいでいるところのようでした。
挨拶をすると「もうそんな時間なの？」と、いつもより少し早く行ったからか尋ねてきました。
この日は朝食後すぐに入浴をしたとのことで「一番に入って首が寒い」と言っていました。
見てみると、入浴後に半袖丸首の肌着を着たので首筋が寒く感じるようでした。
雲が増えてきた外の様子を見ていたこともあって、母はより寒さを感じていたのかもしれません。
また、入浴後には全身にたっぷりクリームを塗ってもらったと、嬉しそうに教えてくれました。
そして、前日からはトイレを使い始めていて、この日は車椅子で行って普通に使えたと喜んでいました。
何と言っても一週間前までほとんどずっとベッドで過ごしていましたので、体力の回復も徐々にという感じではありました。
それでも朝一で便通もあったそうで、元気に話をしてくれて順調な回復がうかがえ、安心して帰ることができました。
2年前の2019年4月10日は水曜日、雨の降る寒い日でしたが、この日も午後3時40分頃に母の施設に面会に行きました。
フロアに行くと、母は定位置にいませんでした。
職員さんの話ではリハビリ中とのことで、部屋で待つことにしました。
母が戻って来るまでの間、職員さんと少し話をしました。
母はこの日からトイレを使うことになったようですが、尿がズボンに掛かってしまったということを言われました。
余計な洗濯物が増えてしまいましたが、それよりも母が少しずつ普通の生活ができるようになったことが嬉しく感じられました。
その後、リハビリを終えた母が部屋に来ましたが、この日も顔色は良く元気でした。
リハビリではゴムボールを使ったものなど、以前と同様なメニューをこなしたということでした。
ただ、歩行訓練はやらなかったと話していました。
この日も、ここ数日と同じように元気な声で一生懸命に話をしてくれました。
目や耳も調子が良さそうで、私が持参した新聞の見出しを眼鏡もかけずに声を出して読んでいました。
徐々に生活を楽しめるようになってきたようで、私も安心しました。
2年前の2019年4月9日は火曜日、午後3時40分頃に面会に行くと、母は新しい定位置にいました。
前日に久しぶりに入浴をして、帰り際に触れた手足が少し冷たくなっていたので、湯冷めを心配していました。
この日も顔色は良く、元気そうに見えたので一安心でした。
部屋に行って話をすることにしました。
この日は午前中にリハビリに行って、座ったままで軽い運動をしたということでした。
最後に立ち上がって外を見ると、桜が見えて「感激した」と言っていました。
昨年、いろいろなことがあったので、今年の桜は見ることができないとも思っていたようでした。
ただ元気になったといっても、入浴をしたりリハビリに行ったりすると疲れるようで、良く寝てしまうと話していました。
ラジオも聴かずによく眠れているようでした。
そしてトイレもまだ行くことはなく、おしめをよく替えてもらっているとのことでした。
また、爪が伸びてきたことを気にしていて、多くの職員さんに「爪切って」と言っているのに、まだ切ってもらえないと残念そうにしていました。
病院から移って5日が経過して、施設の生活にも慣れてきたこともあり、しっかりした元気な声で話をしてくれました。
2年前の2019年4月8日は月曜日、午後3時40分頃に施設に行くと、母はいつもの位置にはいませんでした。
この日に、これまで入っていた個室から以前入っていた部屋に替わることを聞いていたので、そちらの方に行ってみました。
お馴染みの部屋に入ると、母が職員さんと話をしている声が聞こえました。
以前に寝ていたベッドの向かい側の位置にあるベッドに、これから寝ようとしているところでした。
ベッドに並んで座って話をすると、とても元気な声で一生懸命に、この日のことを話してくれました。
この日は午前中に入浴したとのことでしたが、話を聞くとシャワーだったようでした。
蒸し風呂みたいで気持ちよかったし、入浴後には全身にクリームを塗ってもらったと、嬉しそうに笑顔で話してくれました。
また、久しぶりに全身をきれいにしてもらって「すごい気持ち良かった」と興奮気味でした。
食事は普通のご飯が出ていて、おかずが足りないとも言っていました。
元気で明るく顔もきれいになったところで、久しぶりに写真を撮りました。
2019年4月8日
2年前の2019年4月7日は日曜日、母が施設に戻って3日目、午後3時50分頃に面会に行きました。
エレベーターを降りると、前日と同じ場所に母はいました。
午後昼寝をして、丁度おやつを食べ終わったところでした。
午前中にはタオル折りをしたそうですが、久しぶりだからか、少しやったら止められたと言っていました。
周囲もまだ心配していて、徐々に慣れて行こうという感じだったのでしょう。
それでも母は元気で、ご飯は完食していて、お粥でなく普通のご飯が口にあって美味しいということでした。
また、車椅子とベッドとの移動も思っていたよりも楽にできていました。
肌着には黒い半袖のシャツを着せてあげると「久しぶりだ」と笑顔で言ってくれました。
このシャツは家にいた頃からよく着ていたテニスウェアで、母のお気に入りでもありました。
また、この日もスマホで撮影した桜並木の写真を見せてあげました。
その桜並木は母が書道を習っていた当時に毎週のように通っていたところで「懐かしい」と、母はじっと見つめていました。
この日の母は体調も良さそうで元気でしたが、昨日と今日はラジオの野球中継がないことを寂しがっていました。
2年前の2019年4月6日は土曜日、晴れて暖かい日で午後3時45分頃に施設に母の面会に行きました。
母は食堂で居眠りをしていました。
以前とは斜向かいになる場所に座っていて、おやつを食べてトイレに行きたくなったが、まだトイレは使えないのでそのまま寝ていたと言っていました。
今のところ、おしめの中に出しているようなので、職員さんに話してベッドに連れて行くことにしました。
部屋のベッドで横になって話をしながら出してもらうことにしました。
この日の母の話は前後の関係がよく分からない点もありましたが、元気にたくさん喋ってくれました。
目や耳の調子も良く、体調も問題なさそうでした。
この日は午前中にリハビリのトレーニングルームに行ったとのことですが、リハビリはしなかったようです。
ただ、窓を開けてもらって外を見たとのことでした。
母にとっては久しぶりに外気に触れたので風が冷たく感じられ、すぐに窓を閉めたとのことでしたが「桜が見えた」と喜んでいました。
また、食事はお粥ではなく、とても美味しいのでほとんど全部食べているということでした。
前日の野球では巨人が勝ったので、持参したスポーツ新聞を見せると母は「今日は良く見える」と言いながら声を出して読んでいました。
2年前の2019年4月5日は金曜日、晴れて暖かい日でしたが午前中に母が病院から施設に移りました。
移動は施設の方が手伝ってくれたので、私は午後2時ごろ施設に母の面会に行きました。
臨時で入った個室のベッドで母は寝ていて、少しの間、施設の医師と看護師さんと話をすることになりました。
病院からのカロリー制限がより厳しくなっているので、食事の持ち込みは主治医の許可を取ってくださいと言われました。
他には血液検査で悪化している項目があるとの指摘。
私の方からは今後も入退院の繰り返しになることは承知していることを伝えました。
また、日光浴に連れて行くことを考えていますと言うと、医師は問題無いと答えてくれましたが、実際に散歩したのは10月になってからでした。
この日、母と話をしたのは、おやつを食べ終わった頃でした。
「久しぶりにどら焼きを食べた」と言っていました。
昨夜のうちに病院の看護師さんにチョコレートを渡したら、すぐ2つ食べたと言っていた看護師さんがいたと笑っていました。
他には、病院からの移動の途中では桜を見るタイミングがなかったと残念そうでした。
それでも退院することができて、母も嬉しそうでした。
2年前の2019年4月4日は木曜日、この日は午後3時45分頃に母の病室に行きました。
母は「そろそろ来る頃だと思っていた」と言っていました。
ベッドを半ば起してラジオを手で持っていて、イヤホンを左側の耳に入れて何か聴いているようでした。
この日もずっとベッドにいたようなので、ラジオを聴くくらいしか楽しみがないとのことでした。
イヤホンの調子があまりよくないというので、電池と同時にイヤホンも交換して、この後のナイター中継に備えました。
窓際なので電波がよく入るようで、前日の試合で巨人が勝ったことを知っていて、一人で喜んでいたと言っていました。
「お世話になった看護師さんにチョコレートを渡してね」と伝えると、いつ誰に渡すか迷っている感じでした。
また、長い間ベッドにいたので、退院が決まって少し足を動かしてみたところ「伸ばすと膝の裏が痛い」と話していました。
リハビリもしていないので、少しずつ始めてどこまで回復できるかという心配はありました。
それでも気持ちは既に施設の方にあるようで、トイレの使い方を思い出しながら話してくれました。
最後に「明日、施設に戻るときに少し寄り道をしてもらって桜を見るといいよ」と伝えておきました。
桜はそろそろ散り始め、天気予報では明日は風が強いというので、かなり散ってしまいそう。
とりあえず、桜の時季に元気に退院することになり一安心で、この日は母と二人、笑顔でお別れしてきました。
2年前の2019年4月3日は水曜日、正午頃に入院前に母が入所していた施設の看護師長から電話がありました。
5日の午前中に退院して施設に戻ることになり、母とも話をして確認しましたということでした。
退院も間近かと思ってはいましたが、ずっとベッドで過ごしているので、突然の話に少し驚きました。
下痢も治まっていたので、まだ心臓か血圧に不安があるのかと思っていたからです。
結果として良い方に裏切られた感じでしたが、まだ自力でトイレにも行っていないので様々な不安は残りました。
また、この日も午後3時45分頃に母の病室に面会に行きました。
まだ母のベッドはカーテンで囲われていましたが、仰向けに寝ながらラジオを聴いていました。
この日の午前中に施設の看護師さんが来て話をしたことを覚えていましたが、はっきり退院とは言わなかったとのことでした。
それでも「そろそろかなと思っていた」と言いました。
この日の朝にはレントゲンを撮るために部屋の外に出るので、ちゃんちゃんこを着て行ったけれども寒かったと。
できれば桜も見たかったようですが、寒いので帰って来たとのことでした。
前日に巨人が勝ったことも知っていて、すっかり元気になり退院にも前向きでしたが、リハビリをしていないことを心配していていました。
2年前の2019年4月2日は火曜日、この日も午後3時45分頃に母の病室に面会に行きました。
まだ隔離されているのかカーテンで仕切られていたので、窓側まで回って挨拶をしました。
母はラジオを聴いていて「そろそろ来ると思った」と言いました。
高校野球を聴いていて、習志野高校が勝ったことを話してくれました。
面会に行く途中で買った新聞を見せると、令和のことを話題にして「やっぱりこの字だ」と納得していました。
また、前日と同様にスマホで桜の写真を見せると、この日は良く見えたようで満開の桜に歓声を上げていました。
早く退院できるようなら見てみたいとも言っていました。
かなり元気になったきたので、逆に暇を持て余しているようでラジオをよく聴いているようでした。
交通情報なども聴くからか「交通事故が多いねえ」と独り言のように言っていました。
前日には夕方頃に主治医の先生が様子を見に来てくれたということも覚えていました。
この日は話し声も覚醒のレベルも良好で、いよいよそろそろ退院かなと思うほど元気でした。
2年前の2019年4月1日は月曜日、この日は5月から元号が令和に変更されることが発表されました。
母の面会には、いつものように午後3時40分頃に行きました。
母はベッドに仰向けで横になり、左耳にイヤホンを入れていました。
少し前に肌着やパジャマを新しくしてもらって、サッパリしたけど寒いなどと言っていました。
そのためか布団をしっかりと被っていました。
私がカバンから帽子を取り出して換えてあげると、これに対しても「冷たい」と言いました。
母は良く窓の外を見ているというので、スマホで撮った桜の写真を見せてあげることにしました。
画面が小さいこともあり、始めのうちは良く見えなかったようでしたが、目が慣れてくると「満開だ」と嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
また、ラジオの電池を交換していると、前日の試合で巨人が勝ったことを知っていると話してくれました。
それから、来月から元号が令和になることも知っていました。
「覚えておけば、話のタネになるからね」と笑っていました。
看護師さんたちとも色々話をしているとのことで、この日の母は体調も良さそうですっかり元気になっていました。
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