「重そうですね」
2年前の2019年2月23日は土曜日、晴れて暖かいながらも午後になって北風が強くなりました。
この日は午後4時より15分ほど早く行くと、母は丁度手を洗っているところでした。
「タイミング良かった」おやつを食べてトイレも終わり手も洗ったところで私が現れ、母は笑顔で挨拶をしてくれました。
この日は土曜日でまったりと過ごしたようで「今日は何もないよ、ずっと寝てた」と言いました。
先日の通院で塩分の不足が指摘されたこともあって、干し梅を持って行って食べさせてあげました。
母も嫌いではないようで、しばらく舐めていて最後には飲み込んでいましたが、少しは効果があればいいなと思いました。
この日の朝はきれいな日の出が見えた、と笑顔で話してくれました。
着替えながら新しいトレーナーのような上着を着せてみると「薄手だけど暖かい」「花柄がカワイイね」と喜んでくれました。
また、母はほとんど歯がなく、眠っていると涎が出て衣服を濡らしてしまうことがよくありました。
この日はそうして濡れてしまったパジャマが洗濯物としてタンスにしまってありました。
帰り際に、私がそのパジャマを含めて持ち帰る洗濯物を入れたカバンを抱えると、母は「重そうですね」と言ってくれました。
「あなたの洗濯物だよ」と私が答えると、母は「ハハハ、そうだね」と大笑いしていました。
この日も話をしているうちに段々と元気が出てきたので安心しました。
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