「おやつが美味しい」
2年前の2019年2月28日は木曜日、冷たい雨の降る中午後4時に面会に行きました。
母はいつもの場所からどこかに行こうと動いていたので、声を掛けると「迎えに行こうと思っていた」と言いました。
部屋の中が暑い上に、そろそろ私が来る時間だと思って移動したとのことでした。
この日は午後も遅くに入浴して昼寝の時間がなかったので、起きて待っていてくれたようでした。
この日は朝も冷え込んで「朝寒くてね」と母は言い、厚手のパジャマで良かったと笑顔でした。
「何かおいしいもの食べた?」と尋ねると水羊羹を食べて「甘い紅茶が美味しかった」と言いました。
このころは元気がないときには食事を残したりもしていたようですが「おやつが美味しい」とのことでした。
また、前日に私が施設に電話をしたことを知っていました。
「鼻声だから熱を測って」と言ったと説明すると「今日は熱がなかったので入浴できた」と言いながら「鼻声だけどね」と付け加えていました。
このころ、時間を持て余しているような話をよく聞いていたので、百人一首のペン習字帳を持って行きました。
母はペン習字にはあまり興味はなさそうでしたが、百人一首はかなり覚えていました。
この日の音声を改めて聞くと、少し押し出すような声ながらも苦しそうな感じはあまりなく、お風呂上りだからか明るく元気な様子でした。
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