「あれが気持ちいいんだ」
2年前の2019年1月9日は水曜日、良く晴れていましたが北風の強い寒い日でした。
この日も4時過ぎに面会に行くと母はいつもの位置にいました。
暑いのだと言って、カーディガンを脱いでいました。
これといった行事はなくまったりと過ごしていて、午後はいつものように横になっていたようでした。
ただ、日当たりが良く部屋が暑かったとのことであまり寝られなかったと言っていました。
また、寝ながら背中を掻いたら“ぬるっと”したので血が出たのではないかと心配していました。
着替えの時に見てみますと、全体的に擦ったような傷があり、その中に小さな出血部分がいくつかありました。
乾燥していることもあり、かなり強く掻いてしまったようでした。
母は家にいるときから背中を掻くことがよくあり、ある時は割り箸を使って掻いたために傷だらけになっていました。
母は「あれが気持ちいいんだよね」とよく言っていました。
ただ、傷だらけの背中を誰かに見られると、息子が虐待しているように思われる可能性もあります。
私がそのように言うと、母は苦笑いをするだけでした。
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