「あらら、見えた」
2年前の2018年12月28日は金曜日、良く晴れて風の強い寒い日でした。
午後4時頃に面会に行くと、母はいつもの位置にいました。
9階の面会室に行くと、大きな西向きの窓から富士山のシルエットが見えました。
母にそれを教えて見せましたが、西日がまだ眩しくて良く分からないようでした。
また後で見ることにして、ひとまずテーブル席で話をすることにしました。
この日は午前中にリハビリがあって、戻って来ると3日ぶりの便通があり「3日分出た」と本人の弁でした。
リハビリの先生は、むくみのほとんどない母の足首を見て「ずいぶん細くなったね」と言っていたそうです。
それに対して母は「おかげさまで」と、とりあえず言っておいたと笑っていました。
他に食事の話などをして、再び西の窓から外を一緒に見ました。
「あらら、見えた」「良く見える」と、今度は母にも富士山の姿が見えたようでした。
西日がかなり沈んで、富士山のシルエットがはっきりしてきて母は「シルエットだけど形で分かる」「素晴らしいですね」と感嘆していました。
この日の母は、取分け元気で明るい表情に溢れていました。
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