「良かったよ」
2年前の2018年12月10日は月曜日、曇りで寒い日でした。
午後4時に施設に行くと施設内はやはり暑いくらいで、母はカーディガンを脱いでいて「暑い」と言っていました。
この日も元気で、朝からたくさん出たことや、午前中に入浴をしたことなどを話してくれました。
前日まで展示会場だった9階に行くと作品の多くは片づけられていましたが、いくつか残っている作品を見ながら話をしました。
この日、6時ごろ起きたらまだ真っ暗だったことや、移動の廊下だけ寒いということ。
寝起きにトイレに行ったらたくさん出て、その後もまた出たけれど、さっき行ったらもう出なかったことなどを話して大笑いしました。
その後母の部屋に行くと、ベッドに鶴がたくさん置いてありました。
「そこにも鶴がいる」私がベッドを指さして言うと、母は「あれ本当だ、知らなかった」と言いました。
前日まで展示してあった作品を職員さんが持ってきてくれたことは知っていたそうです。
展示してあった折り鶴もベッドサイドの棚にあることは分かっていたそうですが、ベッドの方は気付かなかったようです。
「鶴がたくさんだね。展示してもらってどうだった?」と私が母に尋ねると、母は「良かったよ」と嬉しそうな笑顔で答えてくれました。
この日の母は気分も良さそうで、元気な声でひたすら話をしてくれました。
« ハズキルーペ | トップページ | 「お腹ペチャンコだ」 »
コメント