「誰か見に来てくれるといいな」
2年前の2018年11月28日も午後4時ごろに面会に行きました。
施設の1階のエレベーターの前で会った職員さんが「毎日面会に来て大変ですね」と私に話しかけてきました。
『大変なのかな?』あらためて私は考えてしまいましたが、糖尿病の母の食事を考えるよりは時々会いに来るだけの方が楽なように感じていました。
特に施設入所後の母は、毎日元気で楽しそうに過ごしていましたから、私も会いに行くのが楽しかったように記憶しています。
この日も母は午後に昼寝をして、おやつにゼリーを食べて寛いでいるところでした。
退院してまだ間がないので食事の量が多く感じるようで、お粥を少し残してしまったと話していました。
また、この日も一緒に展示会を見に行きましたが、3日目なので慣れてきたためか母は他の人の作品も楽しんで見ていました。
そして、入院中から楽しみにしていた展示会ですから「誰か見に来てくれるといいな」と控えめな声で言っていました。
施設での生活も3日目になって全体的には少しずつ元気になってきていました。
ただ、この件については「みんな忙しいからね」と自分を慰めるように言いながら、はっきりと口には出しませんでしたが寂しそうでした。
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