「忘れちゃったよ」
2年前の2018年11月23日は金曜日、晴れて寒さを感じる日でした。
この日も午後4時ごろに母の病室に行きました。
母はベッドで眠っているのか目を瞑っていたので、身体をトントンと叩きました。
すぐに目を開けて「ウンチが出ない」と言いました。
ただ、前日の面会時に「朝からたくさん出た」と聞いていましたので、それほど深刻でもないかなと思いました。
また、食事は既に毎回広間で食べているそうで、前夜も相撲中継を見ながら食べたと言っていました。
この日は良く晴れていて、特に朝は見通しがよく富士山もきれいに見えていたことを母に伝えました。
すると母は、病院から筑波山が見えると言われたけど、よく見えなかったと教えてくれました。
そして今日の寒さを良く知っていて、自分に触れる人の手が冷たいので外の寒さを感じるとのことでした。
そこで私が母の手に触れてみると、母の手は暖かくというよりもむしろ熱いくらいで、この日も元気なことがよく分かりました。
最後にカレンダーを見せながら「今日は結婚記念日じゃないの?」と尋ねてみました。
「そうだね、忘れちゃったよ」と母は笑顔で言いました。
« 「今日は寒かった」 | トップページ | 「お別れが淋しい」 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 『出張リハビリ』(2023.02.05)
- 「そろそろ来るよ」と、お待ちかね(2023.02.04)
- 脛が「細くなった」(2023.02.03)
- 鬼退治で大活躍(2023.02.02)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 『出張リハビリ』(2023.02.05)
- 「そろそろ来るよ」と、お待ちかね(2023.02.04)
- 脛が「細くなった」(2023.02.03)
- 鬼退治で大活躍(2023.02.02)
コメント