「それくらいできる」
2年前の2018年11月4日、いつもの時間に面会に行くと、母はいつもいる場所にはいませんでした。
少しの間探していると、自分で車椅子を動かしていました。
おやつの後にトイレに行って手を洗い、戻って来たところだとのことでした。
この日は日曜日で、午前中はタオル折りをして午後はおやつまでの時間、歌を唄っていたと教えてくれました。
母が話をするとやはり少し息苦しそうな声に聞こえました。
本人も前屈みの姿勢は苦しいと言い、車椅子を動かして息切れしたとも言っていました。
足のむくみも目立ってきて、寝る前には20回ずつ胡坐をかいて揉んでいるとのことでした。
私は、足の骨折以来の状態を良く知らないので「胡坐かけるの?」と聞いてみると「それくらいできる」と母は当然という調子で答えました。
部屋で着替えが終わると、この日も深呼吸の練習をしました。
母は苦手だと言いながら深呼吸をしてみると、少しは声が出やすくなったようにも感じました。
ただ、いかにも気道が狭くなっているように思われ、本人も自覚し始めたので体調がさらに悪化しているのは明らかでした。
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