「お別れが淋しい」
2年前の2018年11月24日は、晴天ながらも肌寒さを感じる日でした。
この日も午後4時ごろに母の病院に面会のために行きました。
病室を覗くと母のベッドは空でしたが、同室の人が「あそこじゃないの」と、ナースステーションを指さしました。
ナースステーションの中を見に行くと、ちゃんちゃんこを着てラジオを持った母が車椅子に座っていました。
母の話では午前中にリハビリをして、午後は入浴をしたとのことでした。
入浴後に部屋に戻らずラジオを持ってきてもらって、そのままナースステーションで過ごしていたようです。
そこから広間に移動して窓から外を眺めながら話をしました。
まだトイレは使っていないと言いますが、明後日には施設に戻るのに大丈夫なのかなと少し心配でした。
また、少し元気がないように感じたので尋ねると「看護師さんたちとのお別れが淋しい」と言いました。
施設に入所する前と同じフロアの看護師さんたちに囲まれて、楽しく入院生活を送っていることが感じられました。
話をしているうちに陽が少しずつ傾いて、空がだんだんと朱くなってきていました。
病院や施設では、よく母と一緒に夕焼けを見たものでした。
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