「ウチにも一人欲しいね」
母は若いころから腎臓を悪くして、多くの薬を服用していました。
また、70歳を過ぎたころからは糖尿病を患い、食前にはインシュリンの注射を打っていました。
そういう状況から、母はそれほど長生きできるとは考えていなかったようです。
90歳を迎えた時には「90まで生きるとは思わなかった」と話していました。
曾孫と初めて会った時は「まさか曾孫の顔を見られるとは思わなかった」とも言っていました。
その曾孫の子は施設にも2度遊びに来てくれました。
2度目は母が最後の入院をする一か月ほど前で、その時は母が贈った誕生日プレゼントの鉄道模型を持ってきて、母と一緒に遊んでくれました。
母はとても嬉しそうに「カワイイ、カワイイ」としきりに言っていました。
「ウチにも一人欲しいね」そんなことも言っていたことを思い出しました。
2019年10月16日撮影
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