ピンクの洗濯ネット
施設の母に毎日会いに行く理由の一つは、洗濯物の交換でした。
母に車椅子からベッドに移ってもらって、ベッドに座った状態で上半身の汗を拭いて、下着と上着、帽子、靴下などを替えていました。
持ち帰った洗濯物はその日の夜に洗い、翌日の面会時に持って行くという流れでした。
母の洗濯物は自分のものと区別して、ピンクの洗濯ネットに入れて洗っていました。
母が90歳に近づいた頃からか、私が母に代わって洗濯をするようになっていました。
洗い終わった母の衣類が入った洗濯ネットを持って行くと、母は自分のベッドに座って室内用の物干しに一つずつ掛けていました。
夕方の午後4時、5時頃に、よくそのような姿を見かけました。
ピンクの洗濯ネットを見て、そんな懐かしいことを思い出しました。
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