戦争への嫌悪
昨日8月15日は終戦記念日でした。
今年で75回目だったということです。
戦争について母から聞いたことは、疎開したことやB29の目撃談など断片的にはいくつかあります。
ただ、多くの戦争体験者がそうであるように、母も戦争のことはあまり話さなかったように思います。
ところが最後の入院時の、なかなかむくみが取れずに一進一退といった状況の中で面会に行った時のことでした。
「戦争はイヤだ、二度とイヤだ」と母が言いました。
このころは、ほとんどベッドに横になっていて、意識のある時でもほとんど目が開かず、よく夢も見ていたのだと思います。
夢と現実をはっきり区別しにくくなっていたこともあるようでした。
そういう中で、突然のように母が戦争のことを話したのが印象的でした。
この時は私が面会に来ていることを理解したうえで、私に対して言ったものだと思います。
この後徐々に母は意識をなくしていきましたから、この言葉はほとんど母の遺言のようになりました。
母が人生の最後に戦争への嫌悪を口にする。
思いがけないことでしたが、それだけ戦争に対する恨みは深いものがあったのだろうと想像します。
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