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2020年7月22日 (水)

マグロの刺身

昨日も書いた通り、母は食卓に並んだ料理は残さず食べるのが習慣になっていました。

家で生活していた時に、私が「こんなに食べるかな?」と思うほどの料理を並べても「少し食べすぎたかな」と言いながら、全てを食べていた母の姿を思い出します。

それだけ食べることが好きで、おそらくそのために年齢の割に元気だったのだと思います。

その母が心不全と診断されてから食事制限されました。

その後、1年ほど生きている間に塩分不足を起こしたり、栄養不足のような状況もありました。

そのため私は、母が食事制限をされなければ、どうだったのだろうと考えるわけです。

多少最期が早まっても、好きなものを好きなように食べた方が、本人にとって良かったのではないかとも思います。

少なくとも制限がなければ、気分的にも楽で美味しく食べられますから、かえって長生きしたのではないかなどとも考えてしまいます。

最後まで母は、施設では食べられないマグロの刺身を食べたがっていました。

何とか食べさせてあげたかったなと、今でも思います。

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