延命処置
母は晩年、何度か入院をしました。
その都度、私が入院の手続きをしましたが、毎回のように「延命処置をしますか?」と尋ねられました。
最初は、『延命処置』そのものの理解がありませんので、即答はできませんでした。
先生のお話をいろいろと聞いてから、後日「延命処置は結構です」とお答えしました。
ただ、少し大げさに言えば、母の命にかかわることを私が決める感じがして、なかなか気が重いものでした。
考えてみますと、母の通院に私が付き添うようになってから、いつからか定かではないですが、母の状況についても私が先生と話をするようにはなっていました。
そういうことと延命処置の採否は全く重さが違いますが、いつの間にか私は母の生命にかかわっていたんだと知ることになりました。
その後は幸い、母に代わって私が重大な決定をすることは、ほとんどありませんでした。
それでも、母のためにした私のさまざまな判断が良かったのかどうか、今でもあれこれ考えることがあります。
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