« 折り鶴 | トップページ | 2018年3月23日のこと »

2020年3月22日 (日)

「初めて食べた」

家で母を介護している時期、母は毎食前にインシュリンの注射をしていました。インシュリンを打っていると怖いのが低血糖です。

寝ている間に低血糖を起こさないように夕食前は少なめに打ち、昼食前はおやつを食べることを前提にやや多めに打っていました。

大体時間を決めて、3時頃におやつを食べていたわけです。和菓子、洋菓子、果物などいろいろと食べました。

糖尿病なので控えていましたが、母はもともと甘いものが好きだったようです。なんでもおいしそうに食べてくれました。

ある時、コンビニで買ってきたティラミスを出しました。それを食べた母は「おいしい。こんなの初めて食べた」と言いました。

実際は3日前にも食べているのですが、母は時々この「初めて食べた」という言葉を使いました。

あまり大げさなことを言わない母にとって、この言葉は最大級の賛辞だったのだと思います。

今風に言えば「めっちゃおいしい」ということでしょうか。

« 折り鶴 | トップページ | 2018年3月23日のこと »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 折り鶴 | トップページ | 2018年3月23日のこと »

最近の写真