母の好物(2)
母はあまり好き嫌いなく何でも食べていましたが、年齢を重ねるにつれ歯が悪くなり、柔らかいものを選んで食べるようになりました。
そんな母が好きだったのが煮物です。特に出汁の味が染みた大根が好きでした。
いつの頃からか、母に代わって私が料理を作るようになりました。自己流で煮物も作ってみました。その中で母が「おいしい」と言ってくれたものがありました。
それはさつま揚げでした。少し甘みがあって確かにおいしいですが、近所のスーパーに普通に売っているものです。
それでも自分の作った料理を母がおいしいと言ってくれたことは、とてもうれしかったことを覚えています。
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