天寿を全うする
母は若いころから腎臓が悪く、また、血圧を下げるものなど多くの薬を服用していて、本人はあまり長く生きることはできないと思っていたようです。
それでも最後の入院中に92歳の誕生日を迎え、その後一か月生きました。
92歳はほとんど意識もなかったですが、長くなった日本の平均寿命も超えて、長生きしてくれました。
「まさか、ひ孫の顔を見られるとは思わなかった。」とも話していました。
若いころには戦争も体験して、大変なことも多かっただろうと思います。ですから、本人が自分の人生をどのように評価するかはわかりません。
それでも、それなりに楽しんでくれたと思いますし、天寿を全うしたという言葉がぴったりだ、とも思います。
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