音楽

2007年9月 1日 (土)

この秋はオフコースを聴こうかな

先日ラジオを聴いていると柳原可奈子というタレントがオフコースの「Yes‐No」という曲が流れた後「いい曲ですね」と感想を言っていました。それを聞いて、その番組の司会者のTOKIOのリーダー城島茂が「初めて聴いたん?有名な曲やで。」とホリにそっくりな関西弁で驚いていました。

1986年生まれの柳原さんがこの曲を知らないのももっともな話ですが、城島氏同様私も自分の年齢をつくづく感じてしまいました。
というのも、若いころオフコースの音楽をよく聴いていたからです。その中でも「Yes‐No」という曲はオフコースのグループとしての集大成ともいえる曲だと思っています。

オフコースはあまりマスコミに登場することがなかったので、知らない方も多いと思いますが、小田和正という名前は今では結構知られているかもしれません。
現在放映中のNHKの連続テレビ小説「どんど晴れ」や、フジテレビの月9ドラマ「ファースト・キス」の主題歌を歌っているのが小田和正です。彼は今月の20日で60歳を迎えますが、今でも独特のボーイソプラノで頑張っています。
その小田和正と鈴木康博(こちらも現役です)が主要なメンバーとして活躍していたのがオフコースというグループです。
(詳細はこちらで⇒オフコース

初期のオフコースは二人のハーモニーと甘い歌詞が特に女性を魅了していました。もともとフォークから始まったグループですが「愛の唄」などを主に歌っていたためか、彼らの音楽を「軟弱だ」と批判する声もありました。
当時も今も軟弱な私はオフコースの隠れファンとして彼らの曲をひそかに聴いていましたが、このころはまだ、知る人ぞ知るというグループでした。

その後5人のグループとなり、1979年に発売した「さよなら」という曲でブレイクします。
ただ、好きなアーティストがブレイクするのは微妙な気分で、かえってそれ以前の曲に想い入れが深くなり、「さよなら」の直前に発売された「Three and Two」というアルバムが個人的には彼らの最高傑作だと思っています。
このアルバムで5人のオフコースとして完成した、という感じがします。

このころになると、サウンドも厚みを増していてロック色が強くなり、軟弱さはあまり感じられません。
このあと「Yes‐No」、「言葉にできない」などの曲を発表して彼らは一旦解散します。

オフコースにはそれほどの大ヒット曲はありませんが、アルバムが売れるグループとして有名でした。
また、最近の小田和正の曲はメロディーが複雑で難しいものが多いですが、オフコース時代の曲は特に初期の曲ほど、覚えやすいシンプルな曲が多いです。
季節で言いますと、チューブや杉山清貴など夏に聴きたいアーティストがいます。その点、オフコースの曲はこれからの秋から冬にかけての時季が似合います。

若者の曲についていけなくなってから、かなりの年月が経ちました。
今年の秋は久々にオフコースでも聴きながら、古き良き時代を偲びたいと思う今日この頃です。

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