子供の笑顔と老人の涙
1月27日に投開票された大阪府知事選挙は、子だくさんのタレント橋下徹氏が当選しました。
自画自賛しますが、私の予想通りでした。
12月18日の記事知名度の差は致命的かで、危惧したとおりの結果になりました。
橋下氏が勝った最大の要因は知名度でしょうが、忘れてならないのが公明党の存在です。
私が12月18日に記事を書いた時点では、公明党が橋下氏を支持するのかどうか決まっていませんでしたが、府連レベルで公明党が橋下氏を支持することが決まった時に、この選挙の結果も決まったのではないでしょうか。
選挙後のある調査によると、公明党支持者のうち95%までが橋下氏に投票したといいますから強力です。
去年の4月に行われた東京都知事選挙では、現職の石原氏が浅野氏に112万票の差をつけて勝ちました。マスコミではこれを石原氏の圧勝と言いましたが、私はそうは思いません。
東京には70~80万票程度の公明党の票がありますから、石原氏といえども公明党の協力なしには勝てなかったともいえます。
今回の大阪府知事選での橋下氏と熊谷氏の票の差は約89万票ですから、45万票が橋下氏から熊谷氏に流れれば逆転していたわけです。
大阪の公明党の票がどのくらいあるのか定かではありませんが、いずれにしろ知名度のある候補者といえども、今や公明党の協力は欠かせないという状況なのは間違いのないところです。
ところで、橋下氏については彼の日頃の言動から、知事としての資質を疑問視する声が少なからずありましたし、私もかなり疑問に思っています。
ただ、今後重要なのは、今までに何を言っていたかではなく、これから知事として何をするのかということです。
タレントとしてテレビで毒を吐くのはある程度自由ですが、知事として同じ発言をするわけにはいかないでしょう。
このあたりの立ち回りは上手そうですから、案外うまくやっていくかもしれません。
東国原宮崎県知事と同様に、テレビを利用して大阪のセールスマンとしての価値は高そうです。
もっとも、今さら大阪にセールスマンが必要かどうかは微妙なところですが‥‥。
また、今回の選挙でバックに自民党と公明党がついてしまいましたから、知事としては大したことはできないでしょう。
大阪府の財政も厳しいようです。
そして、福祉予算は削られるのでしょう。
橋下氏の公約からして、子供関係の予算は削れませんから、お年寄りが泣きを見ることになるかもしれません。
子供が笑い、お年寄りが泣く。
そんな大阪になっていくのでしょうか‥‥。
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