事故のないのが当たり前
このブログの左サイドに交通機関の情報などを表示するブログパーツがあります。
その中では、鉄道の運行状況も扱われていますが、それを注目していますと電車の遅延の理由で多いのが人身事故なのです。
ちょうど1カ月前の11月9日にダイヤの乱れも政治の責任という記事の中で、最近鉄道の人身事故が多いのではないかと書きました。
今月に入って、12月1日から7日までの一週間にasahi.comで取り上げられた人身事故の記事の見出しを集めてみました。
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東海道線、一部で一時運転見合わせ 人身事故で 愛知(12/07)
JR青梅線、一部で一時運転見合わせ 踏切で人身事故(12/07)
京王線で一時運転見合わせ、千歳烏山駅で人身事故(12/07)
小田急線が一時運転見合わせ 成城学園前駅で人身事故(12/06)
千代田線、一時運転見合わせ 明治神宮前駅で人身事故(12/06)
JR中央・総武線各駅停車に遅れ 人身事故で(12/05)
横須賀線で人身事故 一時運転見合わせ(12/05)
朝の京浜東北線、人身事故で遅れ 11万人に影響(12/05)
JR東海道線、運転を再開 原駅で人身事故(12/04)
東急田園都市線で人身事故 一時運転見合わせ(12/04)
西武新宿線が運転再開 人身事故で遅れ(12/03)
長野新幹線が男性はねる 1400人に影響(12/01)
JR京葉線、一時運転見合わせ 新浦安駅で人身事故(12/01)
地下鉄有楽町線、運転を再開 市ケ谷駅で人身事故(12/01)
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これらはおそらく、関東周辺の事故だけだと思われますが、毎日のように2~3件あります。
そして、これだけの数の事故が起きると、事故を目撃したり、事故車両に乗っていたりする可能性も高くなります。
幸い私自身はそういう経験はありませんが、いつもブログを拝読している津久井進弁護士が、ご自身が乗車していた電車で人身事故に遭遇した記事を書かれています。http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-555.html#more
この国では年間に3万人以上の人が自殺によって亡くなっています。
私自身も人身事故のニュースにも慣れてきたように感じます。
ただ、ニュースは他人事のように事故を扱いますが、その裏には一人一人の人生があることを忘れてはいけません。
言うまでもありませんが、電車は人が飛び込むために走っているわけではありません。
これだけ、人身事故が多いこの国の現状は異常です。
こんな状況が当たり前のようになっていいはずはありません。
それにしても、電車の運転手さんにとっても大変な時代になりました。
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コメント
裏にはやはり,生活保護に入るのを「恥」だと思っている人が多いことと,反対に自治体の吏員が生活に困っている人を生活保護で救わないところにあると思うのです.
少なくとも生活保護に入れば,医療費も無料だし,安心した生活が確保できます.ホームレスならば,窮屈さを我慢すればグループホームでの生活も用意されています.
そういう「プライドを捨て去る」ことを拒否したための自殺も多いのではないか……と思うこの頃です.つまり,彼らは「一億総負け組」の犠牲者であり,「一億総負け組」の生活を妨害している訳ではない,ということに気付いて欲しいものです.今日も教会でふと,鉄道自殺の話が出て,彼らを責めてはいけない,責めた私たちに「罪」がある,という結論になりました.
投稿: kaetzchen | 2007年12月 9日 (日) 20時02分
トラックバックした教育の記事とも関連しているのですけど,先日,フィンランドが科学教育に最も成功しているという記事を見掛けました.人口約600万,福岡県や愛知県や埼玉県程度の規模の国です.さらに産業も発達していて,ノキアブランドの携帯電話は世界中で使われています.
それでは,フィンランドがこれだけ成功した理由は何でしょうか.それは旧ソ連の社会主義の良い所どりをした,つまり社会主義を取り入れたからに他なりません.よく考えてみて下さい.旧ソ連には「税金」がありませんでした.唯一,車を買う時などの「奢侈税」があるのみでした.
だから旧ソ連崩壊後,ゴルバチョフ大統領が命じたのは「税金警察」の創設でした.マフィアや税金を払わない大金持の所へ装甲車が飛び込み,旧KGBが銃撃戦を行って,財産をむしり盗って国庫へと納入するのです.比較的早期にソ連から独立したバルト三国も電子工業などが発達した工業地帯で全体としては豊かな国でしたが,国民や経営者に税金を支払う感覚がないため,経済はジリ貧気味に推移しています.
社会主義国家で税金がなかったということは,実は給与支払い時点で税金にあたる額が引かれていたということにもなります.あいにく,フィンランドは資本主義国家なので,高額の消費税をかけざるを得なくなっています.それならば,最初から高収入ほど所得税が高くなるようにすれば良いではないですか,戦後直後の日本のように.
但し,福祉・医療・教育はその高額の消費税のおかげで全てが無料になっています.ここが日本と大きく違うところです.日本は所得税が金持ちほど安くなってしまう制度になったため,子供たちの福祉・医療・教育が極めて不平等なスタート地点になってしまっているのです.これが積もり積もって,日本がどんどん「発展途上国」へと落ち込んで行っている理由です.
投稿: kaetzchen | 2007年12月 9日 (日) 20時23分
つまり,社会主義国は国民のやる気を削いだから自滅した,という説はまったくのでたらめになります.社会主義では予め給与査定額から税金や年金や教育費にあたる部分を引かれていたので,汚職をしない限り,給与に差がなかった.ただ,能力給の段階設定を低く見積もりすぎたから,幾ら真面目に働いても給与が上がらない,ということになったのです.
でも,これって,現在の低賃金未組織労働者と同じ立場にありませんか(笑) パートやアルバイトや試験雇用期間の人々は毎日笑って「いらっしゃいませ」を励行し,「カンバン」方式を正社員と同様に守って苦しい労働に耐えているのです.しかし,与えられる賃金は正社員とは雲泥の差! 日本のどこが旧ソ連や東ドイツと違うのでしょう.
私は視覚障害者なのでバスを多用するのですけど(一応携帯にはタクシーの番号を入れてあって,役所からもらうタクシー券もしっかり貯金してある);運転手によっては意地悪で,白杖を振りながらバス停のほんの数m前で乗る意志を示しても(私は左足がサイボーグなので走れないのです)知らん振りして発車してしまう人もいれば,席に座る前に急発進する人もいます.それと青手帳の人に多いのですけど,きちんと障害者手帳を開かずに表紙だけで運賃を払っている人がいて,運転手もそれを見て見ぬふりしてたりします.そういう人に限って,実は本人でなく家族の手帳を使い回ししてたりするのですが(笑)
日本人のモラルがどんどん落ち,「人身事故」ならぬ「絶望しての自殺」が増えるのも無理はないかなと思う次第です.
投稿: kaetzchen | 2007年12月10日 (月) 16時41分