こういう時こそ第三者機関
私はまだ見ていませんが、暴露男が寝顔写真まで公開したそうです。国会議員になると、そんなものまで公開されなければならないのですかね。プライバシーとか良いのでしょうか?
それでもそんな話題がかすんでしまうほど、このところ毎日「政治とカネ」の問題で大変です。
正直な話、この問題も良く分かりません。
遠藤前農水大臣が辞任した翌日の読売新聞の記事から紹介します。
安倍首相は内閣改造時の記者会見で「政治とカネ」の問題が発覚し、十分な説明ができない場合は(内閣を)去ってもらう」と述べ、それを実践した形だ。ただ、問題発覚後、遠藤武彦農相に対し、首相官邸側が詳細に事情聴取した形跡はない。
共に「政治とカネ」の問題が発覚した2人の政府高官のうち、坂本由紀子外務政務官は辞職、岩城光英官房副長官は続投となった「基準」も分かりづらい。世論や民主党の反発を恐れ、「臭いものにフタをする」とばかりに、閣僚らの首を検証もなく次々切るだけでは、政治不信を逆に助長しかねない。
[2007年9月4日 読売新聞]
辞めた閣僚がいます。自殺した人もいます(理由が「政治とカネ」かどうかは不明ですが)。居座っている人もいます。玉沢元農相は離党しました。
それぞれ事情も違えば、役職も違いますから、身の処し方が違うこともあるでしょうが、それにしても基準が分かりません。
一方では、政治資金収支報告書の訂正だけで済ます人もいるわけです。
基準はおそらく自民党の方々にも分からないのでしょう。
それに何処が悪いのかすらも分からなくなっているのかもしれません。
不正受給をしている補助金交付団体のトップである遠藤氏を、補助金を出す側のトップに据えるほど政治的センスのない人たちですから。
そして、後任の若林農相にも同じような問題が浮上しています。
個人的には、法律上問題がなければ役職を辞める必要はないと思います。
道義上、倫理上など、いろいろ言われることはありますが、やはり基準は法律に求めるべきだと考えます。そうでないとやはり、あいまいな基準になってしまうでしょう。
添付する領収書の問題は後でもいいですから(大事なことではありますが)、まずは違法と合法に明確なラインを引くことが急がれるべきです。
ただ、国会議員に自分たちに関係する法律を作らせると、ろくなものを作りません。
そこで、こういう時こそ安倍首相の大好きな第三者機関の出番です。
安倍首相は、これまで、結論が決まっているにもかかわらず、公平さを装うために第三者機関を使っていましたが、本来はこういう場面で活躍してもらうべきものでしょう。
自分たちでは決められないのですから。
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