生き残るなら地域政党
7月29日の参議院選挙後に選挙制度についての記事を4回書きました。その主旨は、現在の衆議院の選挙制度のもとでは、まず少数政党が消滅してしまうということ。そして二大政党制になるよりも、一党が圧勝してしまうということです。
ですから比例代表の部分を増やし、少さな政党でも当選できるようにして、多様な意見を国会に反映させるというのが私の考えだったわけですが、さすがに政党の中でもいろいろと考えている政党もあるようで、共産党が今後の選挙では今までのように全選挙区には候補者を立てないことにしたようです。
これについては、「今頃気がついたのか」という感じはしますが、それでも一つの進歩でしょう。
個々の政治家も「選挙に落ちればただの人」ですから、それぞれの立場でいろいろとお考えのようです。
安倍に、福田に、と代わるたびに愛嬌を振りまいている片山さつきや佐藤ゆかりらと比べたら、同じ小泉チルドレンでも杉村太蔵クン(28)はまだマトモじゃないか。チルドレンの勉強会でも武部元幹事長に公然と反旗を翻したのだから。そのタイゾーが自民党を離れて、次の選挙は北海道の鈴木ムネオ新党から出馬するとの情報が駆け巡っている。
[2007年9月26日 ゲンダイネット]
確かに今の選挙制度ですと少数政党は不利なのですが、唯一生き残れる少数政党がいわゆる地域政党だと思います。
衆議院選挙の比例区は地域ブロックごとになっていますから、その地域で一定の支持があれば生き残ることができます。
もちろんあくまでも現在の制度が続けばの話ですが。
ゲンダイネットの話が本当だとすると、タイゾー君、いいところに目を付けました。もともと彼は比例区の選出ですから地盤がありません。その上、今回の総裁選では麻生氏に入れたようですから、今後自民党にいても次回の選挙はあまり期待できません。
その点、ムネオ新党なら比例区で1~2人当選する可能性がありますから、議員を続けられるかもしれません。
彼はまだ若いし、幸か不幸か大した政治の知識もないので、これからの努力次第ではそれなりの政治家になれるでしょう。
そのためには早いうちに自民党を出ることをお薦めしたいところです。
それにしても小泉チルドレンとはよく言ったものです。
杉村太蔵氏が一番「マトモ」だというのですから。
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コメント
自民党は政権に居座るためならどんなあくどい犯罪でも平気でやる。勉強もしないで大学を中退した国会議員をマスコミにのせてアイドル扱いした上に、結婚でまんまと財閥の仲間入りをさせた。それでいて彼らは、何の罪もない新井泉さんを強制的に監禁虐待して、集団で強姦したあげく虐殺している。タイゾーら自民党は自分だけ殺人や強盗で優雅に暮らしているが、強制的に殺した無実の新井泉さんに対してきちんと謝罪せよ!
投稿: 自民党は杉村太蔵を使って国民をだますのを直ちにやめよ! | 2007年10月26日 (金) 09時56分