犬の世界も格差社会
小泉以降安倍政権がお手本にしている国アメリカでは、貧富の差が激しいことはよく知られています。ハリケーンが来て被害者になるのも、戦争が起これば戦場に行くのも貧困層ですが、片や富裕層の生活は想像を絶するものがあります。
今月20日に87歳で死去した米国の「ホテル女王」レオナ・ヘルムズリーさんが、莫大な遺産のうち1200万ドル(約14億円)を愛犬のマルチーズ「トラブル」のために使うようにとの遺言を残していたことが29日、分かった。欧米では富豪や有名人などがペットに遺産の一部を残す例があるが、今回は金額が大きく、米メディアの話題を呼んでいる。
デーリー・ニューズ紙などによると、ヘルムズリーさんは、4人の孫のうち2人に対し、自分たちの父親の墓参りを毎年一回はするとの条件でそれぞれ500万ドルを贈ったが、ほかの2人には「彼らも知っている理由により」一セントも残さないとした。数10億ドル相当とされる屋敷や遺品などは売却し、慈善活動用の信託基金にするという。
「トラブル」の取り分も信託基金とし、世話人として親族のローゼンタール氏を指名、同氏には1000万ドルを残した。
ヘルムズリーさんは夫とともにニューヨークのホテルなど一大不動産帝国を築き上げた。
[2007年8月30日11時34分 日刊スポーツ]
遺産のうち1200万ドルを愛犬に、2人の孫に500万ドルずつ、愛犬の世話人に1000万ドル、そしてワケアリの2人の孫にはなんとゼロだそうです。
やはり資産家とは仲良くしておくべきだ、ということでしょうか。
ヘルムズリーさんは、1992年に脱税罪で実刑が確定し収監されているそうですから、金持ちの割に意外とケ○なのかもしれません。
それにしても、犬が1200万ドル‥‥‥(ここは言葉を選んだ方が良さそうです)‥‥‥お犬様が1200万ドルもお受け取りになるわけです。
できれば、犬としても飼い主を選びたいものです。
そして、これから世話人のローゼンタールさんも大変です。
「トラブル」があと10年生きるとして、1年で120万ドル(約1億4000万円)も何に使うのでしょうか。
マルチーズですからあまり食費はかからないでしょうし、毎日衣装を変えても使い切れそうもありません。家でも買いますか‥‥。それでもあまり広い家はいらないでしょう。
お犬様のお世話は大変そうですが、 ローゼンタールさんは既に1000万ドル(約11億5000万円)受け取ることが決まっていますから、時給にすればかなり良さそうです。
アメリカの金持ちはスケールが違いますが、日本でも富裕層はペットにお金をかけているようです。
ペットのお墓やホテルがありますし、ペットショップや動物病院も増えているように思います。
昨日奈良で、病院をたらいまわしにされた妊婦の方が流産してしましまう、という事件がありました。
この国では婦人科や小児科の医師が減っているそうですが、その代りに獣医が増えているのかもしれません。(ペットを相手にする獣医は実際に増えています。)
人間にとっては住みにくくなってきた小泉以降安倍政権の日本ですが、ペットたちにとっては住みやすくなってきたといえそうです。
安倍内閣の支持率をペットたちに聞いたら案外高いかもしれません。
残念ながら、選挙権はありませんが。
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