国会中継は俗悪番組
親が子供に見せたくないテレビ番組が発表されることがあります。いわゆる俗悪番組と呼ばれるものです。見せたくない理由は、「教育上よろしくない」ということです。
ただ、教育上よろしくないものはテレビ番組だけではなく、世の中にはいろいろとあります。
学校では、ホームルームでいろいろと決めます。クラスで何かを決める時は、ほとんどが多数決です。私は、子供のころから少数派になることが多かったので、多数決では、しばしば敗北感を味わったものです。何でも負けると面白くないものですね。
国会では、5月30日に衆議院の厚生労働委員会で年金の時効撤廃に関する法案が可決されました。
この時も強行採決です。この際に民主党の内山議員が桜田委員長を、羽交い締めにしました。
この行為に対して、与党は6月18日に衆議院の懲罰委員会で内山議員を登院停止30日間とする懲罰を可決しました。
例えてみると、ホームルームの多数決の結果、少数派だった学生が、熱くなってつい手を出したら、多数派によって停学30日を言い渡されたようなものです。罪に対して罰が重すぎるような気がします。
また、この懲罰委員会の委員長は民主党の横光委員長なのですが、与党は内山議員に対する懲罰動議の前に、委員長に対する不信任動議を可決しています。
完全に数による横暴です。
このような野党議員に対する重罰や、強行採決の連発、最後には会期延長も強引に決めてしまう?など、最近は与党による強権的な国会運営が目立ちます。
ホームルームで子供たちが真似をしないように、国会中継は俗悪番組に指定した方が良さそうです。
そして、今最も教育上よろしくないものは、この国の国会の姿、ということでよろしいでしょうか?
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