「美しい国」はすぐそこに
昨日の記事の中で、民主党の内山議員に対する懲罰について取り上げました。その中で私は、30日間の登院停止は重すぎるということと、それを決めた懲罰委員会の運営の強引さについて、教育上よくないと批判しました。
元衆議院議員の白川勝彦氏も昨日、ご自身のブログでこの問題を取り上げています。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=246
彼は、私以上に怒っています。そしてブログの最後をこのように締めています。
「ファシズムはこうしてやって来るのである。野党は命懸けでこれと戦わなければならない。」
白川氏によれば、「強行採決は、与野党双方の立場を考えて、国対関係者があみ出したある種のセレモニー」ということです。セレモニーですから、その際の言動が懲罰の対象になることはなかったのです。
これまでは。
ただ、安倍政権では違います。強行採決もガチンコです。
抵抗するものは、許しません。
それにしても、30日の登院停止は重くないですか?
これは除名に次ぐ重い処分だということです。
白川氏や私は、この処分に異を唱えているわけですが、問題なのは、こうした声が与党内から上がらないことです。
今の与党内は、「やりすぎだ」などと、執行部を批判することは許されない雰囲気なのですね。
思っていても言えないわけです。
つまり、既に与党内には、言論の自由はない、とも言えます。
来月の参院選で与党が勝てば、今度は国民が言いたいことも言えなくなるかもしれません。
「美しい国」は、すぐそこまでやって来ています。
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