事務次官はヒマなのか
先日、親戚に不幸があり、また自分自身の体調もあまり良くなかったため、ブログの更新がしばらく途絶えてしまいました。
日頃、政治や社会問題について考えることができるのも、心身が健康であればこそだと改めて認識しました。
皆さまも健康にはくれぐれもご留意ください。
さて、先週末、亀田興毅が謝罪会見をしましたが、その評判がなかなか良いようです。
私にとっては亀田家がどうであろうと構わないのですが、マスコミにとってはそうもいかないようで、新たな悪役を探し出そうとしています。
その候補者の一人がこの人でしょうか。
防衛省の守屋武昌前事務次官(63)に対する証人喚問が29日、衆院テロ防止特別委員会で行われ、守屋氏が妻とともに、防衛商社「山田洋行」の宮崎元伸・元専務の接待にどっぷり漬かっていた実態が明らかになった。守屋氏は200回以上のゴルフ接待を受け、ゴルフ旅行にも同行。妻もバッグを贈られ、カラオケに興じていた。元トップの接待漬けを、防衛省幹部は「異常だ」とばっさり。守屋氏は、富士通の元幹部からもゴルフ接待を受けていた。
「職業は無職です」。守屋氏は冒頭、力無く切り出した。「これでよろしいですか?」と心細そうに尋ねる様子から、「防衛省の天皇」といわれた姿は消えていたが、喚問ではトップ時代に享受したうまみの数々が明るみに出た。
宮崎氏との接待ゴルフは、「多いときは月4回、双方の都合がつかない時は月1回。この5年に限れば100回を超えていた」と証言。しかし、「いつから接待を受けていたのか」と追及されると、「防衛政策課長になった12年前にゴルフを始めたがうまくならず、1年くらいして宮崎さんに『教えてやろう』といわれた。それを考えれば200回を超えている」と認めた。
2度、ゴルフクラブを贈られ「2つで800(ドル=約9万2000円)くらいだったようだ」。夏休みや冬休みに、北海道、九州、四国にゴルフツアーに行き「資金は宮崎さんの方でお払いになった」と悪びれずに答えた。「最近は行っていない」が、賭けマージャンやクラブでの交友もあったという。
妻も、接待ゴルフの大半に同行。守屋氏は「赤坂のカラオケクラブに連れて行かれた」「宮崎さんからバッグを贈っていただいた」と、夫婦そろって接待漬けだったことを認めた。「能天気かもしれないが、ゴルフ場の正規料金を知らなかった」という。「接待を受けているという認識はあった」が「トップになるとストレスがたまる。週末に(ゴルフで)ストレスを解消したかった」と都合のいい釈明を並べ、「人間として甘かった」とうなだれた。
00年に施行された自衛隊員倫理規程。作成の中心だったのは、官房長だった守屋氏。次官就任の03年8月から4年間は、職員に倫理規程を徹底させる「倫理監督官」も務めた。5000円以上の贈与を報告する決まりがあるが、守屋氏は1度も提出しなかったという。防衛省調達部門の幹部は「倫理規程ができる前は業者とよくゴルフをしたが、今は飲み会すらない。守屋氏と元専務の関係は旧態以前というより異常だ」と吐き捨てた。
守屋氏は、宮崎氏の接待を受けて便宜を図ったことは、「一切ない」と全面否定。「自分のやったことの罪を逃れる考えは全くない」とも述べた。
[2007年10月30日7時52分 nikkansports.com]
10月29日に防衛省の守屋前事務次官の証人喚問が衆議院で行われました。
これといった目新しい事実が出て来なかったため、マスコミでも「やっても無駄だった」と発言する人もいます。
ただ、今までは週刊誌ネタだったものが国会での証言になったわけですから、それだけでも意味があったと思います。
守屋氏は「接待は受けたが、便宜供与はしていない」と言っています。つまり「倫理規程に違反はしたが、収賄ではない」というラインで罪を認めようとしています。
証言内容が真実であれば、ある意味で凄い人です。
これだけの接待を受けても一切相手にお返しはしない。
公務員としては当然でも、人としてそれで良いのでしょうか。
そもそも公務員が接待を受けるということがどうなのでしょうか。
また、宮崎元専務側から見れば、見返りを期待せずに接待をしていれば、背任の恐れがありますし、見返りを受けていれば贈賄になります。
いずれにしろ、企業による官僚への接待や政治献金などは背任か贈賄にあたるので禁止すべきだと私は思います。
実際には、職務権限との関係で法的責任を問われることは滅多にありません。
つまり、賄賂と見返りがきちんと立証される必要があるということになっているようです。
いわゆるズブズブの関係であればあるほど、その立証が難しいのは当然です。
それから、引用した記事中に「守屋氏と元専務の関係は異常だ」という発言がありますが、これは本当でしょうか。この程度の付き合いは他にもありそうですし、この二人の関係も今までに言われているだけではないでしょう。
背後には、守屋氏と宮崎氏の関係を異常なものとして、二人だけを切り、何事もなかったかのように、今まで通り続けていこうとする政官財の考えが見える気がします。
結局、企業や団体による官僚への接待や政治献金は全て禁止にしないと本質は何も変わりません。程度の問題といっている限りはだめです。
全てが税金の無駄遣いにつながります。
まあ、自民党政権が続く限りは変われませんが。
それにしても、事務次官ってヒマなんですね。
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